Tokyo Ale Works(TAW)板橋本店の完全レビュー – 22種類のビールタップと絶品バーガーを徹底解説

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りほ

ITエンジニア兼ビールエンスージアスト

IT技術とビール愛を融合させた活動を展開中。日本のビアジャッジ資格保持者として2024年JGBAでの審査経験あり。現在はシアトル拠点で、日米のクラフトビール文化を比較しながら、情熱を注いでいます。趣味でビール関連アプリの開発も行っています(詳細はGitHubにて)。

ブルワリー向けにWebサイト刷新、SEO対策、AIを活用したペルソナ分析、プロンプトエンジニアリングなど、IT知識を活かしたサポートが可能です。「ブルワリーの魅力が正しく伝わる世界」を目指して、純粋な情熱でクラフトビールを応援しています。ビールとテクノロジーの融合についてご興味があれば、お気軽にご連絡ください🍻


板橋区にある人気ブルワリー「Tokyo Ale Works (TAW)」の醸造所併設タップルームをご紹介します。22種類という驚異的な数のタップから、多彩なスタイルのクラフトビールが楽しめる東京屈指のブルワリーです。平日も昼間から営業しているので、ビール好きなら訪れる価値ありのスポットです。インペリアルスタウトの絶品の味わいと、クラフトビールに合わせたアメリカンバーガーの組み合わせは必見!


ルネちゃん

東京でこれだけ多くのビールが楽しめるブルワリーって珍しいですよね?


りほ

TAWの22タップは東京都内でも最多クラス!沼津のリパブリューと並ぶ品揃えの豊富さで、一度の訪問で様々なスタイルを飲み比べできるのが最大の魅力です。

この記事でわかること

  • Tokyo Ale Works(TAW)板橋本店の基本情報と特徴
  • 22種類のタップから飲める多彩なクラフトビールの味わい
  • おすすめビールとフードのペアリング
  • 訪問時の予算と混雑具合
  • 北東京エリアのクラフトビール巡りプラン

ブルワリー基本情報

ブルワリー名Tokyo Ale Works (TAW)
営業時間火〜日曜日 11:30〜20:00(月曜定休)
予算ビール1杯 800-1200円・フード 1500円前後
席数約30席
特徴22タップ・醸造体験あり・フードメニュー充実
公式サイトhttps://tokyoaleworks.com/

【初心者向け解説:ブルワリー】

ブルワリーとはビールを製造する醸造所のこと。TAWのように自社で作ったビールをその場で飲める施設を「タップルーム」と呼びます。大手ビールメーカーと違い、少量多品種のビールを製造するのがクラフトブルワリーの特徴です。東京都内だけでも約50軒のクラフトブルワリーがあり、それぞれ個性的なビールを提供しています。


ルネちゃん

営業時間が気になります。クラフトビールのお店って夜だけ開いてるイメージですが?


りほ

TAWの大きな魅力は平日も11:30から営業している点!ランチタイムからクラフトビールが楽しめる数少ないブルワリーで、観光途中や仕事の合間に立ち寄りやすいんです。

お店の雰囲気と特徴

TAWの板橋本店は、カフェのような明るく開放的な店内が特徴です。醸造タンクを見ながらビールが飲めるという醸造所併設ならではの魅力があります。お通しや場所代はなく、サクッと一杯だけ飲んで出ることもできますし、フードとともにじっくり楽しむこともできる懐の深さも魅力です。

混雑状況としては、これまで平日のお昼から夕方にかけて何度か訪問しましたが、いずれも予約なしでスムーズに着席できました。週末は多少混み合うこともありますが、比較的入りやすいお店と言えるでしょう。

TAWのビールラインナップ

Tokyo Ale Worksの22種類のタップが並ぶタップリスト表

TAWの最大の魅力は22種類という驚異的な数のタップです。IPAやペールエール、スタウトなどの定番スタイルはもちろん、シーズナルやコラボレーションなど、バラエティ豊かなラインナップが揃っています。タップリストは綺麗にファイリングされているほか、店内のディスプレイにも表示されており、初めての方でも選びやすい工夫がされています。


ルネちゃん

22種類もあると、どれを選べばいいか迷いそうです…


りほ

そんな時は4種類を選べるビアフライト(テイスティングセット)がおすすめ!少量ずつ色々な味を試せて、自分の好みを見つけるきっかけになります。気に入ったものをパイントで注文するのが鉄板の楽しみ方です。

TAWの4種類のビールが並んだフライトセット

【初心者向け解説:ビアフライト】

ビアフライトとは、複数種類のビールを少量ずつグラスに注いで飲み比べるセットのこと。ワインのテイスティングセットと同様の考え方で、様々な味わいを一度に体験できます。TAWでは4種類を自由に選べるフライトセットがあり、初めての方でも多様なクラフトビールの世界を気軽に楽しめます。

おすすめビールレビュー

1. インペリアルスタウト

TAWのインペリアルスタウト。深い黒色と滑らかな泡が特徴的

TAWに来たら絶対に外せないのがインペリアルスタウトです。甘さと苦さのバランスが絶妙で、アルコール度数が高いにもかかわらず、すっきりと飲める仕上がりが特徴。特に過去に飲んだミント入りのバリエーションは、清涼感とロースト感のハーモニーが素晴らしかったです。

味わい要素強度(1-5)特徴
苦味4/5コーヒーやダークチョコレートを思わせる洗練された苦味
甘味3/5キャラメルやモルトの自然な甘さ
酸味1/5ほとんど感じない
ボディ4/5滑らかでクリーミーな口当たり
アロマ強度5/5チョコレート、コーヒー、カカオの複雑な香り

【初心者向け解説:インペリアルスタウト】

インペリアルスタウトとは、通常のスタウト(黒ビール)よりも原料を贅沢に使い、アルコール度数を高めた濃厚なビアスタイル。18世紀にロシア帝国の宮廷向けに輸出されたことから「インペリアル(帝国の)」という名が付きました。コーヒーやチョコレートのような風味が特徴で、デザート感覚で楽しむ方も多いビールです。

2. West Coast IPA

TAWのWest Coast IPA。琥珀色の液体と白い泡が特徴的

TAWのWest Coast IPAは、アメリカ西海岸スタイルの王道を行く一杯。しっかりとした苦みとホップの香りが特徴です。グレープフルーツやパインのような柑橘系の香りと、松ぼっくりを思わせる樹脂感のあるホップの風味が絶妙にマッチしています。

味わい要素強度(1-5)特徴
苦味5/5しっかりとした力強い苦み
甘味2/5モルトの甘みは控えめ
酸味2/5柑橘系の軽やかな酸味
ボディ3/5中程度の飲みごたえ
アロマ強度5/5柑橘系と松の香りが強く立つ

【初心者向け解説:West Coast IPA】

West Coast IPA(ウエストコーストIPA)は、アメリカ西海岸(カリフォルニア州など)で発展したIPAのスタイルで、強い苦みとドライな後味が特徴です。通常のビールと比べて多量のホップを使用し、柑橘系や松などの爽やかな香りを持ちます。東海岸スタイルやNew England IPAに比べて、透明度が高く苦みが際立つのが特徴です。


ルネちゃん

IPAは苦いだけで飲みにくそうですが、本当においしいのですか?


りほ

このWest Coast IPAは確かに苦みが強いですが、柑橘系の爽やかな風味とバランスが取れています。初めてのIPAなら、まずはフライトで少量から試してみて。慣れてくると「苦い」だけでなく、複雑な香りやフレーバーのハーモニーが楽しめるようになりますよ!

3. ピルスナー

TAWのピルスナー。黄金色の透明な液体が特徴的

TAWのピルスナーは、クリアでキレのあるチェコスタイルの逸品。酸味が強くとてもキレのある味わいで、まさに「クリスプ」という表現がぴったり。注ぎたてでも濁りがなく透明度が高いのは、醸造技術の高さを示しています。暑い日に一杯目として飲むのに最適なビールです。

味わい要素強度(1-5)特徴
苦味3/5適度でクリーンな苦み
甘味1/5ほとんど感じない
酸味2/5爽やかな酸味
ボディ2/5軽快でスッキリとした口当たり
アロマ強度3/5麦芽と軽いホップの香り

【初心者向け解説:クリスプ】

クリスプ(Crisp)とは、ビールの味わいを表現する言葉で、シャープでキレのある後味がすっきりしている様子を指します。りんごを一口かじった時のようなパリッとした鮮明さがあり、余韻が残らずすっきりと切れる飲み心地。特にピルスナーやラガーなどの淡色ビールでよく使われる表現です。

フードメニュー

TAWではビールに合う充実したフードメニューも魅力のひとつです。アメリカンスタイルのハンバーガーが特におすすめで、ボリューム満点でビールとの相性も抜群です。

TAWの絶品ハンバーガー。ジューシーなパティとフレッシュな野菜が特徴

おすすめは、West Coast IPAに合わせるチーズバーガー。IPAの苦みと柑橘系の香りが、バーガーの肉の旨味と絶妙にマッチします。インペリアルスタウトと一緒に食べるなら、チョコレートやコーヒーの風味と相性のいいベーコンをトッピングするのがおすすめです。


ルネちゃん

軽く食べたい時のおすすめは?


りほ

少し軽めに済ませたいなら、小皿料理(タパス)の盛り合わせがピッタリ!特にナッツ類とチーズの盛り合わせはピルスナーやペールエールとの相性が抜群で、ビールのキレを引き立てます。

TAWの小皿料理盛り合わせ。ナッツやチーズなどが美しく盛り付けられている

アクセスと周辺情報

TAW板橋店は、都営三田線「板橋区役所前」駅から徒歩約5分と、アクセスも便利です。

北東京エリアはクラフトビール激戦区で、TAWからのビール巡りも楽しめます。特におすすめなのが、徒歩23分ほどの距離にある「Two Fingers」ビアバー。他にも、NAMACHA’n、Snark Liquid Works、Inkhorn、Cranc Beerなど多くのブルワリーが近隣にあり、1日かけてブルワリー巡りをするのも楽しいでしょう。


ルネちゃん

北東京エリアのブルワリー巡りのおすすめコースはありますか?


りほ

TAW→Two Fingers→Crancの順で巡るのがおすすめルート!各店で1-2杯ずつ飲むペースで回れば、それぞれの個性を楽しみながら無理なく巡れます。週末の昼から始めるのがベストタイミングですよ。

TAW 注文の仕方

TAWでは、カウンターで直接注文する方式です。初めての方でも注文しやすいよう、日本語メニューも用意されています。

Step 1:入店したらカウンターに向かう
Step 2:タップリストから好みのビールを選ぶ(迷ったらスタッフに相談)
Step 3:「○○のビールをください」と注文(フライトなら「フライトで○○、△△、□□、◇◇をお願いします」)
Step 4:その場で支払いか、タブ(後払い)かを選択
Step 5:ビールを受け取ったら席に着いて楽しむ

「ジューシーなヘイジーIPAを飲みたいんだけど、おすすめはある?」と聞いてみると、その日の状態が良いビールや季節限定を教えてくれることもあります。迷ったら気軽に相談してみましょう。

日本のブルワリー巡り

2024年まで日本在住だった筆者が、全国各地のクラフトビールシーンを巡る旅の記録を公開しています。北は北海道から南は九州まで、日本全国の個性豊かなブルワリーを訪問。蔵元直営のタップルームから地域に根差したビアパブまで、日本のクラフトビール文化を体験するレポートを発信中。季節限定醸造や地元食材を活かしたユニークなビール、杜氏との対話など、日本のクラフトビールの魅力を深掘りしたコンテンツはこちらのタグページからご覧いただけます。

https://rihobeer.com/tag/japan-ja/

アメリカのクラフトビール探訪記

現在シアトル在住の筆者が、本場アメリカとカナダのクラフトビールシーンを巡る旅の記録を公開しています。ロサンゼルスの人気醸造所からポートランドの隠れた名店、バンクーバーのユニークなタップルームまで、北米各地のブルワリー訪問レポートを発信中。地元でしか味わえない限定ビールや醸造家との対話など、北米のビール文化を深掘りしたコンテンツはこちらのカテゴリーページからご覧いただけます。

https://rihobeer.com/category/beer/brewpub/usa

よくある質問

Q: TAWは予約が必要ですか?
A: 基本的に予約不要です。平日昼間は比較的空いていることが多いですが、金土の夜は混雑することもあります。大人数での訪問の場合は予約をおすすめします。
Q: ビールのテイクアウトはできますか?
A: はい、可能です。店内には缶ビールや専用のグラウラー(持ち帰り用ボトル)も販売されています。生ビールの持ち帰りも対応してくれます。
Q: 醸造体験はどのように申し込めばいいですか?
A: 公式サイトから予約が可能です。体験は月に数回の限定開催で、事前予約が必要です。詳細はInstagramでも告知されているので、チェックしてみてください。
Q: 子供連れでも入店できますか?
A: 昼間であれば子供連れでの利用も可能です。ただし、夜間は大人向けの雰囲気になるため、昼間の訪問をおすすめします。

全体的な感想

TAWは東京を代表するクラフトブルワリーの一つで、その多彩なビールラインナップと居心地の良い空間が魅力です。22種類ものタップから選べる豊富なビールは、クラフトビール初心者から上級者まで満足させる品質の高さ。特におすすめはインペリアルスタウトで、甘さと苦さのバランスが絶妙な一杯です。フードメニューも充実しており、特にハンバーガーは絶品。ビールとの相性も抜群です。

さくっと立ち寄って1、2杯楽しむことも、しっかり食事をとることもできる懐の深さも魅力です。駅からのアクセスも良く、板橋エリアでクラフトビールを楽しむなら、まず最初に訪れたい場所と言えるでしょう。


ルネちゃん

TAWで最も飲むべきビールを一つだけ挙げるなら?


りほ

絶対にインペリアルスタウト!甘さと苦さのバランスが絶妙で、すっきり飲めるのに深みのある味わいは他ではなかなか出会えません。季節限定のフレーバー付きバージョンが出ていたらそれは見逃せない逸品です!

あなたもTAWを訪れたことはありますか?お気に入りのビールや、おすすめのフードがあれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。次回のブルワリー訪問記事もお楽しみに!

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