Yorocco / Harvest Saison 2023 レビュー

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rihobeer

本業はIT系の会社員です。ビール審査員の資格であるビアジャッジを取得し、新米ビアジャッジとして活動しています。JGBA2024には審査員参加しました。クラフトビールのレビューを書くことや、ビアフェスでワイワイ楽しむことが大好きです。

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#りほびーる No. 478】Yorocco / Harvest Saison 2023
おすすめクラフトビール

毎年この時期恒例のビールですよね!ヨロッコのハーベストセゾン!楽しみにしてます!レビューしていきます!

おすすめのクラフトビールについて、買える場所や味わいについて紹介します!ビール選びの参考にしてください!

ヨロッコビールの情報

会社情報

項目 内容
会社 ヨロッコビール
所在地 神奈川県逗子市久木
ブルワリー公式サイト ヨロッコビール 公式サイト
ビアクルーズ ビアクルーズの詳細はこちら
ブルワリー公式SNS Instagram
設立年 2012年
ビール醸造開始年 2012年
主なビールラインナップ
  • Peninsula Saison
  • Amber Saved My Life
  • Bright Moments
  • Dry Hop Farmhouse Ale
  • Stammtisch Helles

醸造のこだわり

ヨロッコビールは、地元の水とイギリス産・ドイツ産の麦芽、アメリカ産ホップを使用し、地域の果物やスパイスも取り入れた多彩なレシピでビールを醸造しています。酵母が生きている熱処理やろ過処理を行わないビールが特徴です。また、「Drink Local」のコンセプトを掲げ、地元のイベントに積極的に参加し、ラベルデザインも地元アーティストに依頼するなど、地域密着型のクラフトビール文化を育んでいます。

クラフトビールレビュー

ヨロッコビールは、多彩なスタイルとフレーバーで知られています。例えば、Peninsula Saisonは爽快で華やかなセゾンスタイルで、Amber Saved My Lifeは香ばしいアンバーセゾンです。Bright Momentsは南ドイツ風のヘレスラガーで、軽やかで飲みやすいのが特徴です。また、Dry Hop Farmhouse Aleは独特のホップアロマとバランスの取れた味わいが楽しめます。

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Yorocco / Harvest Saison 2023

クラフトビールの特徴

ビアスタイル:Farmhouse Ale with Ao-Mikan 原産国:国内/神奈川
アルコール度数:5.0%
毎年11月3日にヨロッコビール主催で開催している「収穫祭」に合わせて醸造し、リリースしている青みかんを使ったセゾン。ベースとなるビールはヨロッコらしいシンプルで素朴なセゾン/ファームハウスエール。そこにブルワリーがいつもお世話になっている鎌倉の「もっちゃん」の畠でフレッシュな青みかんを収穫し、それを手絞りでジュースにしてビールの発酵タンクにイン。爽やかな酸味と青みかんの香りが鼻をくすぐるような、秋の味覚にもぴったりの一杯に仕上がった。収穫祭イベント用の図柄を描いてもらっている地元アーティスト「カザマナオミ」による、青みかんを連想させるような目に鮮やかなラベルも見逃せない。Share

The Slop Shopより https://theslopshop-tokyo.myshopify.com/products/d028-c35043
正面
情報
ヨロッコロゴ
オリの写真
自然な証明
オリとの比較

毎年超フレッシュです!今年も青いさわやかさを感じられそうです!

いつ買った?

2023年11月

どこで買った?

The Slop Shop

ブルワリーについて

ヨロッコビールは2012年11月に販売販売が開始された。ブランド名の由来は「『喜びのビール』をもじっただけ」と笑うが、「楽しさをふくらませ、悲しいときには元気に、辛いときにはリラックスさせてくれるビールになってほしい」という思いが込められている。そして図らずも’Your Local Beer’ につながる命名となった。

Japan Beer Times より https://japanbeertimes.com/2014/08/yorocco-beer/?mode=ja

ヨロッコはセゾン系がおいしい印象があります。スタイルとしてはアメリカンなものが多いですが、ベルギーリスペクトを感じます。

ビアスタイルガイドライン

66.クラシック・セゾン

 クラシック・セゾンの色合いは、ストロー(麦わら色)からライト・アンバーの範囲。冷温白濁または酵母によるほのかな濁りは許される。フルーティーなエステルはミディアムからハイ・レベル。ホップのアロマとフレーバーはローからミディアム・レベルで、ヨーロッパ品種のホップがもたらすフローラル、ハーバル、ウッディなどのキャラクターを伴う。ホップの苦味はミディアム・ローからミディアム・レベルで、けっして強すぎないこと。モルトのアロマとフレーバーはロー・レベルであるが、全体のバランスの土台となっていること。フェノーリックなキャラクターは不快な刺激を伴うことなく、エステルやホップと調和していること。フルーティーなエステル香とともに、ベルジャン・イースト由来のブラックペッパーのようなスパイス香を伴う。ほのかな酸味とともにフルーティー、ホースィー(馬臭)、ゴーティー(山羊臭)、レザリー(革臭)など、ブレタノマイセス酵母由来のフレーバーが非常にロー・レベルで感じられるものもあるが、必ずしも必須ではない。アテニュエイション(発酵度)が高く、ボトル内二次発酵を行って特定の酵母由来のキャラクターを付与したり、カーボネーションを高める場合も多い。ダイアセチルが感じられても、非常にロー・レベルであれば許される。ボディは非常にライトからライトの範囲。

  • 初期比重 (プラート度):1.040-1.060 (10.0-14.7)
  • 最終比重 (プラート度):1.004-1.008 (1.0-2.1)
  • アルコール度数 :5.0-6.8% ABV
  • ビタネス・ユニット:20-38 IBU
  • 色度数:3-7 SRM (6-14 EBC)
https://beertaster.org/beerstyle/2204_detail/2204_066.html#j066

67.スペシャルティ・セゾン

 スペシャルティ・セゾンの色合いは、ストロー(麦わら色)からダーク・ブラウンの範囲。フルーツ、ダークモルト、そのほかの原料を使用していれば、それらの色を反映している場合もある。冷温白濁または酵母によるほのかな濁りは許される。フルーティーなエステルはミディアムからハイ・レベル。ホップのアロマとフレーバーはローからミディアム・ハイ・レベル。ホップの苦味はミディアムからミディアム・ハイ・レベル。モルトのアロマとフレーバーはローからミディアム・ロー・レベルであるが、スペシャルティモルトを使う場合はもう少レベルが高くなってもよい。フーゼル・アルコール、ハーブ、スパイスなどのほか、軽い酸味、フルーティー、ホースィー(馬臭)、ゴーティー(山羊臭)、レザリー(革臭)、クローヴィ(クローヴ香)、スモーキー(燻煙香)などのブレタノマイセス酵母由来のキャラクターがロー・レベルで感じられてもよい。また、ブラックペッパーを含む多様なスパイス香やハーブ香が感じられてもよい。ロー・レベルの酸味は、ほかのフレーバーとバランスがとれている限り感じられてもよい。ボトル内二次発酵を行って特定の酵母由来のキャラクターを付与したり、カーボネーションを高める場合も多い。スペシャルティ・セゾンは、多様な原料を使用することができる。そうした原料には、スパイス、ハーブ、花、フルーツ、野菜、発酵性糖分もしくは炭水化物、多様な特殊酵母などが含まれる。アーシー(土臭)、セラー(地下室臭)などのアロマが感じられてもよい。いずれにしろ、それらが色合い、エステル、ホップ・キャラクター、モルト・キャラクター、アルコール度数、ボディなどと完全に調和していることが重要である。ダイアセチルが感じられても、非常にロー・レベルであれば許される。ボディはライトからミディアムの範囲。このビアスタイルに出品するビールは、使用したフルーツ、ハーブ、スパイス、ダークモルト、そのほかの香味原料、または特殊な酵母や原料などを明示することが求められる。これらについての情報が添付されていないビールは、審査の際に不利となる場合がある。

  • 初期比重 (プラート度):1.040-1.080 (10.0-19.3)
  • 最終比重 (プラート度):1.008-1.014 (2.1-3.6)
  • アルコール度数 :5.0-8.3% ABV
  • ビタネス・ユニット:20-40 IBU
  • 色度数:3-20 SRM (6-40 EBC)
https://beertaster.org/beerstyle/2204_detail/2204_067.html#j067

青みかんを使っているので、スペシャリティセゾンに属するのでしょうか

クラフトビールレビュー

見た目 SRM

4-5 濁りあり

香り

アロマ (鼻腔前方受動器)

麦茶のような甘さ 紅茶のような香りを感じる。お茶っぽい。ホップは控えめ。お茶っぽい。青いミカンの皮。甘いミカンではない。熟れ切っていない。勢いよく嗅ぐと発酵由来のセゾン香が強い。フェノール。

フレーバー(鼻腔後方受容器)

みかんとセゾン。少しだけ木の蜜っぽいカブトムシが好きそうな香りがする。

味わい

口当たり

ビールらしい自然さ。やや甘さを感じる。蜜っぽさがある口当たり。

コクと質感

ボディは中くらい。重すぎずやや軽いより。果実感が強い。フレッシュ果実。果実のきつすぎない酸味とモルトのほどよい香ばしさが調和している。すこしだけスダチっぽさも感じる。果実由来の酸味がほどよい。

飲み込む瞬間

ダンクさはまったくない。とにかくさわやかに落ちていく。飲み込む瞬間に鼻の奥にさわやかな青い香りがする。気持ちいい。さわやかに落ちていく。

後味

ドライ。紅茶のような風味が口の中にさわやかに残る。

酸味 オレンジの皮っぽさが強くなる。酵母由来のミルキーさもかなり強い。まだ生きてる?酵母の味がとても強い。青い。ミカンっぽさもある。

テイスティングノート

アロマ (10点満点)

モルト(3点満点)

3

ホップ(3点満点)

3

その他(4点満点) 

4

ミカンのほどよい酸味が素晴らしい

外観印象(6点満点)

色(2点満点)

2

透明度(2点満点)

1

やや濁りが強い。

泡持ち(2点満点)

0

フレーバー(19点満点)

モルト(3点満点)

3

ホップ(3点満点)

3

状態(2点満点)

2

アフターテイスト(3点満点)

3

バランス(4点満点)

3

ややミカンが支配的な印象があるものの、許容範囲かも。

その他(4点満点) 

4

ボディ(5点満点)

5

全体印象(10点満点)

7

トータル(50点満点)

44

全体的な印象

めちゃくちゃおいしいセゾン!ミカンの酸味とセゾンのフェノールの相性が良すぎる。

添えられるようなフレッシュなミカンの印象が 酸味を美しく表現していてとても良かったです!

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