【2025年5月7日最新】米国・世界のクラフトビール業界最新レポート🍺

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りほ

ITエンジニア兼ビアジャッジ

IT技術とビール愛を融合させた活動を展開中。日本のビアジャッジ資格保持者として2024年JGBAでの審査経験あり。現在はシアトル拠点で、日米のクラフトビール文化を比較しながら、情熱を注いでいます。趣味でビール関連アプリの開発も行っています(詳細はGitHubにて)。

ブルワリー向けにWebサイト刷新、SEO対策、AIを活用したペルソナ分析、プロンプトエンジニアリングなど、IT知識を活かしたサポートが可能です。「ブルワリーの魅力が正しく伝わる世界」を目指して、純粋な情熱でクラフトビールを応援しています。ビールとテクノロジーの融合についてご興味があれば、お気軽にご連絡ください🍻


最終更新日: 2025年5月7日

次回更新予定: 2025年5月21日

米国および世界のクラフトビール業界最新ニュース(過去1ヶ月)

米国太平洋北西部(ワシントン、オレゴン、アイダホ)

2025年5月2日

オレゴン州とワシントン州のブルワリーがワールドビアカップで多数のメダルを獲得

2025年ワールドビアカップでオレゴン州とワシントン州のブルワリーが多数のメダルを獲得しました。

2025年5月4日

ブレイクサイドブルワリーが15周年を祝い、ワシントン州バンクーバーに初の州外店舗をオープン

人気ブルワリーが15周年を迎え、初めて州外への展開を開始。

2025年5月4日

ルーベンズブリューズがシアトルのフレモント地区タップルームを閉店予定

人気ブルワリーが5月18日にシアトルのフレモント地区タップルームを閉店する予定です。

カリフォルニア(サンディエゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ)

2025年5月3日

サンディエゴビアニュースアワード2025開催

サンディエゴビアニュースアワード2025が開催され、シークビアカンパニーが最優秀ブルワリー賞を受賞しました。

2025年5月2日

サンディエゴ地域のブルワリーが2025年ワールドビアカップでメダル獲得

サンディエゴ地域の5つのブルワリーとティファナの1ブルワリーが2025年ワールドビアカップでメダルを獲得しました。

2025年4月25日

ストーンブルーイングが新作セッション系West Coast IPAを発売

ストーンブルーイングが新作セッション系West Coast IPA「デイフェストIPA」を発売しました。

コロラド(デンバー、ボルダー)

2025年5月1日

コロラド州のブルワリーが2025年ワールドビアカップで21個のメダルを獲得

コロラド州のブルワリーが2025年ワールドビアカップで合計21個のメダルを獲得しました。

2025年4月2日

コロラド州の老舗ブルワリー2社が合併

老舗ブルワリーのレフトハンドブルーイングとドライドックブルーイングが合併を発表しました。

今後のクラフトビアイベント(今後3ヶ月間)

米国イベント

5月
9-16

Illinois Craft Beer Week


イリノイ州各地
8日間

イリノイ州のクラフトビールを祝う1週間のイベント。80以上のブルワリーが参加します。

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5月
9

Beer Under Glass


シカゴ、ミレニアムパーク
1日間

イリノイクラフトビアウィークのキックオフイベント、80以上のブルワリーが参加します。

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5月
31

Firestone Walker Invitational Beer Festival


カリフォルニア州パソロブレス
1日間

世界各地から選ばれた65以上のブルワリーが集結する権威あるフェスティバル。

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世界のイベント

5月
17-18

GABS Beer, Cider & Food Fest (Sydney)


シドニー、オーストラリア
2日間

世界的に有名なビールフェスティバルの15周年、500以上の飲料を提供します。

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5月
23-24

Copenhagen Beer Festival


コペンハーゲン、デンマーク
2日間

デンマークビール愛好家協会主催、9,000人以上が参加する年次イベント。

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注目のビール(新作または高評価)

米国の注目ビール

Dayfest IPA

Stone Brewing
ウェストコーストIPA

4.5% ABVのセッション系IPA、オレンジやトロピカルフルーツの風味が特徴。2025年春の新作として注目を集めています。

出典: BrewPublic
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Summer Ale

Samuel Adams
アメリカンウィートエール

レモン皮とパラダイス粒スパイスを特徴とする夏季限定ビール。爽やかな飲み口で長年愛されている定番夏ビールです。

出典: Boston Beer Company
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Fresh Funk Wild IPA

Deschutes Brewery
ミックスカルチャーIPA

柑橘とトロピカルな風味とブレット菌による複雑な味わい、6.2% ABV。ワールドビアカップで高評価を受けた革新的なIPAです。

出典: Deschutes Brewery
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ブルワリーランキング

Untappd US醸造所ランキング (トップ20)

順位 ブルワリー名 所在地 タイプ 評価 チェックイン
1 Willow Park Brewing ペンシルベニア州ベツレヘム ナノブルワリー 4.62 3,338
2 nebuleus オレゴン州ポートランド ナノブルワリー 4.47 7,393
3 Lyric Brewing Company コロラド州デンバー ナノブルワリー 4.44 2,632
4 Floodland Brewing ワシントン州シアトル マイクロブルワリー 4.43 60,221
5 Side Project Brewing ミズーリ州セントルイス マイクロブルワリー 4.43 609,804
6 ill will brewing オハイオ州コロンビアナ ナノブルワリー 4.43 18,942
7 Private Press Brewing カリフォルニア州サンタクルーズ ナノブルワリー 4.42 35,567
8 Brujos Brewing オレゴン州ポートランド ナノブルワリー 4.42 69,202
9 Troon Brewing ニュージャージー州ホープウェル ナノブルワリー 4.39 160,068
10 Fidens Brewing Co ニューヨーク州オールバニー マイクロブルワリー 4.38 467,556
11 Mindful Ales ニュージャージー州ジャージーシティ ナノブルワリー 4.38 2,039
12 TEST ニューヨーク州キングスカウンティ ナノブルワリー 4.37 17,912
13 Smooj ミシガン州アナーバー マイクロブルワリー 4.36 56,041
14 Horus Aged Ales カリフォルニア州オーシャンサイド マイクロブルワリー 4.36 110,240
15 Freak Folk Bier バーモント州ウォーターベリービレッジ史跡地区 マイクロブルワリー 4.35 47,911
16 Weaver Hollow Brewery ニューヨーク州アンデス マイクロブルワリー 4.35 4,899
17 Root + Branch Brewing ニューヨーク州コピアグ マイクロブルワリー 4.34 239,672
18 Funktastic Beer バージニア州ミドロシアン ナノブルワリー 4.33 1,486
19 Casey Brewing & Blending コロラド州グレンウッドスプリングス マイクロブルワリー 4.32 268,673
20 The Alchemist バーモント州ストウ リージョナルブルワリー 4.32 非表示
データソース: Untappd, 2025年5月現在

クラフトビールトレンド分析

米国市場トレンド

市場状況

2024年の生産量は前年比3.9%減の2,310万バレル、しかし小売金額は3%増の289億ドル。価格帯の高いクラフトビールに需要がシフト。

醸造所数

2024年は初めて閉鎖数(529)が開業数(430)を上回る、活動中の醸造所は9,861。市場の成熟化と競争激化の兆候。

米国式ライスラガー

4年間でUntappdでの「ラガー—日本米」スタイルのチェックインが63%増加。日本のビールスタイルがアメリカで人気上昇中。

ノンアルコールビール

NA(ノンアルコール)ビールの売上が前年比30%以上増加。健康志向の高まりにより、品質の高いNAビールの需要が拡大。

世界市場トレンド(日本除く)

グローバル市場の成長

全世界
年間成長率 8.78%

2024年のグローバルクラフトビール市場は1,072.8億ドル規模、2033年までに2,427.9億ドルに成長予測。アジア太平洋地域が最も高い成長率。

出典: 市場調査レポート, 2025

欧州のノンアルコール革命

欧州
15本に1本がノンアルコール

欧州では15本に1本がノンアルコールビール、世界平均の4倍の普及率。特にドイツ、スペイン、チェコの市場で人気が高く、品質向上が普及を後押し。

出典: 欧州ビール産業レポート, 2025

アジア太平洋地域の成長

アジア太平洋
収益全体の31.9%

この地域は2023年のグローバルクラフトビール収益の31.9%を占める。ベトナムやタイのクラフトブルワリーが急成長中で、国際市場での存在感を高めている。

出典: 市場調査レポート, 2025

日本関連の輸出入情報

日本へのクラフトビール輸入

日本のクラフトビール市場は近年急速に成長しており、輸入ビールの需要も増加しています。特に欧米のクラフトブルワリーからの輸入が顕著です。

項目 詳細 ソース
輸入量 2023年に4,200万リットル以上のビールが日本に輸入 農林水産省, 2024
輸入額 2023年の輸入額は約97億円(約6,200万USD)、前年比で微増 農林水産省, 2024
主要輸入国 韓国、ドイツ、中国 農林水産省, 2024
人気の輸入クラフトブルワリー Sierra Nevada、Anchor Brewing、The Bruery、BrewDog、Mikkeller 複数の輸入業者データ

日本からのクラフトビール輸出

輸出額と成長


年間成長率 15%以上
2023年の輸出額
約180億円(約1億1,200万USD)

日本のクラフトビール輸出は着実に成長しており、アジア市場と北米市場での需要が特に拡大しています。

情報源: 国税庁, 2024

主要輸出ブルワリー


トップ5輸出ブルワリー
人気ブルワリー
木内酒造(常陸野ネストビール)、ヤッホーブルーイング、コエドブルワリー、ベアードブルーイング、箕面ブルワリー

これらのブルワリーは海外展開を積極的に行い、国際的な評価を受けています。特に和の素材を活かした独自のビアスタイルが注目されています。

人気の輸出ビアスタイル


国際市場での差別化
主要スタイル
ライスラガー、和素材を使用したIPA、セッションエール、柚子・柑橘系ビール、抹茶・緑茶ビール

日本ならではの素材や技術を活かしたユニークなビールが国際市場で差別化要因となっています。日本酒酵母を使ったビールも注目を集めています。

情報ソースと参考文献:

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