【シアトル人気ブルワリー】Fremont Brewingを満喫!クラフトビールを楽しむ旅行ガイド

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rihobeer

IT系エンジニアの視点でクラフトビールの魅力を発信中。日本のビアジャッジ資格保持者として2024年JGBAでも審査に参加。現在はシアトル拠点で米日のクラフト文化を比較しながら、醸造プロセスやレビューを提供。「ブルワリーの魅力が正しく伝わる世界」を目指し、プロンプトエンジニアリングやWeb刷新など、IT知識を活かしてブルワーをサポート。ビールとテクノロジーについてのご質問はお気軽に。乾杯🍻

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フリーモント・ブリューイングのタップルームの外観

こんにちは、クラフトビール好きのりほです。今回は、シアトルの人気ブルワリー「Fremont Brewing(フリーモント・ブリューイング)」の魅力や訪問時のタップリスト、そして私が実際に飲んだビールのレビューをお届けします!

この記事でわかること

  • Fremont Brewingのタップリストと特徴的なビール
  • 実際に飲んだビールの感想とレビュー
  • 日本人向けのタップルームでの注文方法
  • ブルワリーの雰囲気と設備の特徴

ルネちゃん

今回から日本人向けに、Fremont Brewingなどのタップルームでのビールの注文方法も記事に追加しました!

Fremont Brewing タップリストとメニュー

※以下は訪問時(2025年1月)のタップリストです。季節や在庫状況により変動する可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

Fremont Brewingのタップリスト全体写真
Fremont Brewingの季節限定ビールリスト

【初心者向け解説:ビアフライト】

ビアフライトとは、複数の少量のビールを一度に楽しめる飲み比べセットのことです。通常3〜5種類のビールが小さなグラスで提供され、様々な味や香りを比較できます。初めてのブルワリーや、どのビールを選ぶか迷った時に特におすすめです。

  • Golden Pilsner:クラシックなピルスナー。軽やかでスムーズな味わい。
  • Sky Hazy Pale:ヘイジーなペールエールでフルーティーな香りが特徴。
  • Blue Pale Ale:モルトの甘みとホップのバランスが取れたペールエール。
  • Lush IPA:トロピカルフルーツの香りが印象的なジューシーなIPA。
  • Hustle DIPA:アルコール度数が高めで、苦味がしっかりしたダブルIPA。
  • Interurban IPA:クラシックなウェストコーストスタイルのIPA。
  • Dark Star:チョコレートフレーバーが感じられるオートミールスタウト。
  • Winter Ale:季節限定のスパイシーな冬仕様のエール。
  • NA Dark:ノンアルコールのダークビール。
  • NA Orange Wit:柑橘のフレーバーが感じられるノンアルコールビール。
  • Legend IPA:フルボディで柑橘系ホップを使用したIPA。
  • Grapefruit IPA:グレープフルーツの香りとほろ苦さを感じられるIPA。
  • Head Full of Dynomite #59・60:限定シリーズのヘイジーIPA。トロピカルフルーツのアロマが特徴。
  • Wolfess Stout:バニラとココアの香りを持つスタウト。
  • Spiced Cider:スパイスが効いた温かいアップルサイダー(アルコール飲料)。
  • Hot Cider:寒い日におすすめのホットアップルサイダー(アルコール飲料)。

訪問時は定番商品のビアフライト(飲み比べ)が15ドル、限定ビールも含むビアフライトが20ドルから選択可能でした。価格は時期により変動する可能性があります。


ルネちゃん

ビアフライトが少し高めな気がするけど、どうなのワン?


りほ

確かにシアトルの他のブルワリーと比べるとやや高めかもしれないね。でも、Fremont Brewingのロゴが入ったグラスで提供してもらえるのが魅力的だよ。量も十分あるので、お試しで色々飲みたい人には良い選択肢だと思うよ。


ルネちゃん

限定ビールってどんなものがあるの?


りほ

訪問時期によって異なるけど、日本でも評判のHead Full of Dynomiteシリーズや、タイミングが良ければBrew7000などの熟成系クラフトビールも楽しめることがあるよ。季節限定ビールが好きなら、店員さんに「What’s your seasonal beer?」と聞いてみるといいね。

【初心者向け解説:IPA】

IPAとはIndia Pale Aleの略で、ホップの香りと苦味が特徴的なビアスタイルです。一般的なビールより苦味が強く感じられますが、現代のアメリカンIPAは柑橘系やトロピカルフルーツのような爽やかな香りも楽しめます。「ヘイジーIPA」は濁った見た目で苦味を抑え、ジューシーな味わいが特徴です。

Fremont Brewingで飲んだビールのレビュー

Fremont Brewingのビアフライト

※以下は私個人の感想です。ビールの味わいには個人差があります。

Golden Pilsnerは、軽やかで飲みやすく、清涼感のある一杯でした。私にはピルスナーの特徴をよく表現していると感じられ、シアトルの坂道を歩いた後のリフレッシュにぴったりでした。

Hustle IPAは、私にはクラシカルなIPAという印象で、しっかりとした苦味が感じられました。ホップの苦味とモルトの甘みのバランスが良く、私には青リンゴのような風味も感じられました。

Legend IPAは、私には軽めのIPAという印象でした。ドライな味わいで、飲み込んだ後にホップの香りが広がり、個人的にはFremont Brewingらしい余韻を感じました。

Dark Starは、チョコレートの風味が口の中に広がるオートミールスタウトでした。リッチな味わいで、オートミール由来と思われるなめらかな口当たりが印象的でした。

【初心者向け解説:オートミールスタウト】

オートミールスタウトとは、ビールの原料として通常の大麦麦芽に加えてオートミール(燕麦)を使用したスタウトビールです。オートミールを加えることで、なめらかな口当たりと、厚みのあるボディが特徴になります。一般的にコーヒーやチョコレートのような風味が感じられ、クリーミーな飲み心地を提供することが多いビアスタイルです。

Head Full Of Dynomite v6.0のグラス

ルネちゃん

Head Full Of Dynomiteってどんなビールなの?名前がとても気になるワン!


りほ

Fremont Brewingの人気限定シリーズだよ。バージョンごとに少しずつホップの組み合わせや製法が変わる実験的なヘイジーIPAなんだ。「ダイナマイト」という名前の通り、華やかな香りが特徴的なビールだね。

Head Full Of Dynomite v6.0は、私が飲んだ時には苦味が控えめなモダンなHazy IPAという印象でした。口当たりは優しく、私には温度が上がると桃のようなフルーティーなニュアンスが感じられました。キャンディのような甘みと、なめらかな口当たりが印象的でした。

苦味は控えめでしたが、ホップの香りは豊かで、私には桃やメロンの風味に加え、少しアルコール感とキウイのようなニュアンスも感じられました。

飲み込むとドライな後味があり、ホップの香りが余韻として残るのが個人的に魅力に感じました。

私にはパッションフルーツやオレンジの香りも感じられ、温度が上がるとややアルコール感が出てきましたが、とても楽しめました。口当たりの軽やかさと、ホップの余韻のバランスが良いビールだと感じました。

個人的な感想ですが、ホップの華やかな香りは長く口の中に残りましたが、苦味やその他の雑味は残らず、飲みやすさを感じました。

味わい要素個人的評価(1-5)感じた特徴
苦味2/5控えめで飲みやすい、後味に残らない
甘味3/5キャンディやトロピカルフルーツのような甘さ
酸味1/5わずかにキウイのようなニュアンス
ボディ3/5なめらかな口当たり
アロマ強度5/5パッションフルーツ、桃、メロンのような香り
※個人の感想です。味わいの感じ方には個人差があります。

Fremont Brewingの味わいの印象

私がFremont Brewingのビールを飲んで感じたのは、アメリカ西海岸の北側のブルワリーらしく、比較的ボディが軽めながらもホップの香りが豊かな点です。飲み疲れしにくく、後味はすっきりとしていることが多いです。私が飲んだ多くのFremont Brewingのビールでは、口の中にホップ由来の余韻が爽やかに残りました

Fremont Brewing ブルワリーについて

Fremont Brewingは、地元ワシントン産の原材料を使用してクラフトビールを醸造しているブルワリーです。公式サイトによると、可能な限り地元の素材やオーガニック素材を採用しています。シアトル中心部にあるタップルームは明るく開放的で、ウェブサイトによると家族連れや友人同士で楽しむことができます。


ルネちゃん

Fremont Brewingは最近買収されたって聞いたけど、味は変わってないの?


りほ

シアトルのニュースによると、2024年4月にFremont BrewingはPIKE Brewingを買収したSeattle Hospitality Group(SHG)に買収されたようだね。個人的な感想では、私が訪問した時のビールの味わいは以前訪れた時と大きく変わった印象はなかったよ。最近はノンアルコールビール製品にも注力しているようで、Great American Beer Festivalなどの大会での受賞実績もあるみたいだね。

Fremont Brewing タップルームの雰囲気

Fremont Brewingのテラス席

外にテラス席があり、中にもテーブル席がいくつかあります。

外のテーブル席には天井から暖房用のヒーターが設置されていて、冬でも比較的快適に過ごせる工夫がされていました。

ヒーター付きの外テーブル席

外のテーブル席はテーブル自体も温かく感じられたので、冷たいピルスナーなどを飲む際は個人的には店内席がおすすめです。私の経験では、スタウトなどのダークビールは少し温度が上がっても味わいを楽しめる場合が多いので、テラスでも問題ないと感じました。

入り口付近にはセルフサービスの水が置いてありました。自由に飲めるので、こまめに水分補給するとより快適に過ごせると思います。

Fremont Brewingの店内席

店内席の雰囲気はこんな感じです。

Fremont Brewingのレジカウンター

入店後、左側にもレジがありますが、私が訪問した際には稼働していませんでした。右側のレジに並んで注文する形でした。

Fremont Brewing 注文の仕方


ルネちゃん

英語が苦手なんだけど、どうやって注文すればいいの?緊張するワン…


りほ

心配しなくても大丈夫だよ。タップリストの写真を撮っておいて、指差し注文する方法がおすすめ。「Can I have this beer?」と言いながらメニューを指差すだけでも通じるよ。笑顔でゆっくり伝えれば、経験上、店員さんも親切に対応してくれることが多いんだ。

レジに並んで飲みたいビールとサイズを伝えます。支払いはスマホやカードのタッチ決済に対応しており、決済時に3段階でチップ額を選択できるシステムでした。アメリカでは一般的にチップを支払うことが期待されています。特に試飲や丁寧な対応を受けた場合は、感謝の気持ちを込めてチップを払うとよいでしょう。

サイズ指定がなければ私が訪問した際は通常パイントサイズでした。英語に不慣れでも、笑顔でビール名を指差しながら伝えれば問題なく注文できると思います。

最初に年齢確認が行われるので、パスポートを見せる準備をしておくとスムーズです。英語が聞き取れなくても、IDチェックの際にはパスポートを提示すれば対応してもらえます。


ルネちゃん

年齢確認って何て言われるの?


りほ

一般的に「Can I See your ID?」と聞かれることが多いよ。アメリカでは21歳未満の飲酒は法律で禁止されているから、必ず身分証明書をチェックされるんだ。パスポートを持っていくのを忘れないようにしてね。

Can I have a… This beer. とビールを指差しながら言えば通じやすいです。飲み比べを注文する場合は、Beer Flightと伝えつつ、 I’d like to create my own flight. などと付け加えて希望のビールを指差すと伝わりやすいでしょう。英語が流暢でなくても、写真を見せたり指差しを活用したりすることで十分に注文が可能です


ルネちゃん

ビールの名前の発音が難しそう…


りほ

確かにビール名は独特で発音が難しいことが多いね。写真を見せながら指差し注文するのは効果的な方法だよ。「I’d like to try this one」と言って指差すのも簡単で通じやすいからおすすめ。

その後、都度払いをしたいか、カードを預けて最後にまとめて払いたいか聞かれることがあります。Open or Closeと聞かれた場合、都度払いの場合はCloseと言うとよいでしょう。


ルネちゃん

慣れないうちはカードを見せるのも怖かったので、毎回Closeにしていました。


りほ

初めての場所では、都度払い(Close)を選ぶのは良い判断だと思うよ。複数杯飲むつもりでも、最初は1杯ずつ支払うのが安心だね。慣れてきたらOpenにして最後にまとめて払う方法も便利だよ。

試飲の仕方

私が訪問した際、Fremont Brewingでは試飲ができました。初回注文で慣れてきたら、 May I try some sample of beers? と言ってみるとよいでしょう。 “Sure” と返ってきたらOKです。ゆっくり “Try” “Sample” と発音するだけでも伝わることが多いです。

Fremont Brewingの試飲サンプル

ルネちゃん

どんなビールを試飲したらいいの?全部試せるの?


りほ

ホップ違いのビールや、そのブルワリーで初めて飲むスタイルなど、迷ったときに試飲をお願いするのが良いと思うよ。私の場合、今回はHead Full of Dynomiteのバージョン違いを比較してから注文を決めました。ただし、過度に多くのビールの試飲をお願いするのは避けた方が良いかも。1〜2種類程度が適切だと思います。

試飲して気に入ったビールを注文し、サービスに満足したら、感謝の気持ちとしてチップを払うとよいでしょう。店員さんとの会話も楽しむと、クラフトビールの体験がより充実したものになると思います。

Fremont Brewingの概要

項目 内容
会社名 Fremont Brewing
所在地 アメリカ合衆国、ワシントン州シアトル、フリーモント地区
ブルワリー公式サイト https://www.fremontbrewing.com
レビューサイト
ブルワリー公式SNS
設立年 2009年(公式サイト情報)
醸造のこだわり 公式サイトによると、地元産の原材料を使用し、可能な限りオーガニック素材を採用。環境や社会、経済に対するサステナビリティを重視している。

位置情報

Fremont Brewing 受賞歴(一部)

以下は公式情報と大会公式サイトから確認できた受賞歴の一部です。最新の受賞情報はブルワリーの公式サイトでご確認ください。

カテゴリ 大会名 開催年 ビール名 順位 出品数 情報元URL
Amber to Dark Non-Alcohol Beer Great American Beer Festival 2024 NA Dark 37 URL
Specialty Non-Alcohol Beer Washington Beer Awards 2024 NA IPA 情報なし URL
Wood & Barrel Aged Strong Beer Washington Beer Awards 2023 2022 BBOMB 情報なし URL
Wood & Barrel Aged Strong Beer Washington Beer Awards 2023 Brew 7000 情報なし URL

よくある質問

Q: Fremont Brewingでノンアルコールビールも飲めますか?
A: はい、訪問時にはNA DarkやNA Orange Witなどのノンアルコールビールが提供されていました。公式情報によると、Fremont Brewingはノンアルコールビールの製造にも力を入れており、Great American Beer Festivalでノンアルコール部門の受賞実績もあるようです。
Q: 日本語メニューはありますか?
A: 私が訪問した際には日本語メニューはありませんでした。この記事で紹介した写真を見せて指差し注文するか、店員さんに「What do you recommend?」と尋ねるのがおすすめです。
Q: 子供も入店できますか?
A: 公式サイトの情報によると、Fremont Brewingのタップルームは家族向けの雰囲気で、子供も入店できるようです。タップルームでは子供向けのノンアルコール飲料も提供されているとのことです。

そのほかのシアトルのクラフトビール情報はこちら!

シアトルのクラフトビール情報一覧

Fremont Brewingの外観写真

シアトルへ旅行の際は、Fremont Brewingでクラフトビールを楽しむのもおすすめです。この記事が参考になれば幸いです。質問やコメントがあれば、ぜひ下のコメント欄に残してくださいね!

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