The Bruery(プラセンティア)訪問記|サワーとバレルエイジの聖地

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著者が現地で投稿した X / Instagram の様子です。

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📷 Instagram @lobeerve (2026-06-23)

…日本では高価でなかなか買えなかったBrueryのビールがたくさん並んでおり、圧巻でした。また、ここはeverywhereもちかいです。everywhereとBreury両方のボトルプランに入っている人も多いんだろうなぁ。そんなビアギークが羨ましいなぁ。と思いました。…

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こんにちは!クラフトビール愛好家のりほです。日本ビアジャッジ資格を持ち、2024年にはJGBAの審査にも参加しました。ふだんはシアトルを拠点に、アメリカと日本のブルワリーを巡っています。

今回訪ねたのは、カリフォルニア州オレンジカウンティ・プラセンティアにあるThe Bruery Tasting Room。訪問は2026年6月中旬、公開は同年7月です。日本ではプレミア価格でしか出会えなかったThe Brueryのボトルが、棚一面に並んでいました。値段を気にせず一本を選べる。それだけで胸が高鳴ります。すぐ近くにはBrewery X(アナハイム)やBottle Logicがあり、いずれも車で5分ほど。ビアギークにはたまらないエリアです。

The Brueryは2008年、パトリック・ルー(Patrick Rue)氏が家族とともに創業したブルワリーです[1]。ブランド名は、家族の姓「Rue」と「brewery」を掛け合わせた造語。バレルエイジのインペリアルスタウトやサワーエールが世界的に評価され、その名が広く知られるようになりました。いまはホップフォワード(苦味・香りの主体となるホップの個性を前面に出したスタイル)のOffshoot Beer Co.、サワーのThe Bruery Terreuxという別ブランドも抱えています。南カリフォルニアでも指折りの造り手です。

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📍 アクセス・基本情報

🏭 醸造所名The Bruery Tasting Room(ザ・ブルワリー)
📍 住所717 Dunn Way, Placentia, CA 92870, USA
🚗 アクセスアナハイム中心部から車で約15分。Brewery X・Bottle Logicから車で約5分
📞 電話+1 714-996-6258
🍺 タップ数40種超のドラフト(バレルエイジスタウト・サワー・IPA・ラガーなど)
🎉 イベント週替わりフードトラック・毎週のトリビアナイト等
🌐 公式サイトthebruery.com(プラセンティア店)

🏆 The Bruery の受賞歴 (25件)

データソース: 受賞歴データベース(2023年まで収録)

  • 🥉 GABF 2023 Bronze — Because You’re Mine (Chocolate Beer)
  • 🥈 GABF 2022 Silver — Ivoire (Wood- and Barrel-Aged Strong Beer)
  • 🥇 GABF 2021 Gold — Mischief (American-Belgo-Style Ale)
  • 🥈 AIBA 2021 Silver — Bakery: Sticky Bun (Imperial Stout)
  • 🥉 AIBA 2021 Bronze — Relax (It's Just A Hazy IPA) (Hazy Ipa)

残り 20 件を受賞歴データベースで見る →

ルネちゃん
ルネちゃん

Brewery XもBottle Logicも車で5分ワン!このエリア、1日で何軒も回れちゃうワン♪

🏭 施設の雰囲気と、The Bruery の歩み・哲学

テイスティングルームに足を踏み入れると、店内は明るく開放的。スタッフの応対も気さくで、初めての来店でも肩の力が抜けました。タップは40種超。看板のバレルエイジスタウトからサワー、OffshootのIPAまでずらりと並びます[8]。週替わりのフードトラック、毎週のトリビアナイト。飲んで、語って、学べる場所でした。

法律家志望からブルワーへ — パトリック・ルーの創業ストーリー

創業者パトリック・ルー氏は、もともとロースクールに通う法律家志望でした。気晴らしに始めたホームブルーイングに、どんどんのめり込んでいきます。やがて州司法試験の勉強に充てるはずだった時間を、ビジネスプランづくりに注ぎ込みました[1]。そして2008年、家族とともにThe Brueryを創業します。ジャンルの境界を平気で越えていく実験精神は、ルー氏のこの出発点そのものから来ています。

パトリック氏の凄みは、造り手という枠にとどまりません。2014年、ビールの資格制度Cicerone®の最上位、Master Cicerone®に合格します[2]。同じ年に認定されたジェームズ・ワット氏とあわせ、世界の取得者はようやく9人に。パトリック氏はその8人目でした。スタイル・提供技術・醸造・ペアリングまでを問う過酷な試験を、彼は突破しています。

ホップくん
ホップくん

Master Cicerone®はCicerone認定制度の一番上のランクだホプ!創業者自身が世界9人目までの取得者って、味づくりへの説得力が段違いだホプ!

「IPAは造らない」— その約束が生んだOffshoot Beer Co.

The Brueryには「本体ブランドではIPAを造らない」という方針がありました。それでも造り手たちは、自分たちならワールドクラスのホップフォワードを造れると信じていました。その情熱の受け皿が、2017年に立ち上がった別ブランドOffshoot Beer Co.です[3]。本体の約束は守る。IPAは別ブランドで思いきりやる。粋な落としどころでした。僕もこの日Offshootを飲み、The Brueryの懐の深さを実感しました。

Offshootの代表作といえば、ヘイジーIPAのRelax [it’s just a hazy IPA]。Citra・Amarillo・Centennial・Simcoeと、果実味の強いホップを4種重ねています。そこにLondon III酵母のやわらかく丸い口当たりが加わり、Offshootの看板として親しまれる一杯になりました[4]。ヘイジーIPAの系譜そのものが気になる方は、Hazy IPA(NEIPA)の系統樹もあわせてどうぞ。

りほくん
りほくん

「本体ではIPAを造らない」を守りつつ、別ブランドで思いっきりIPAをやる。この割り切りがThe Brueryらしくて好きだなあ。

Offshootを率いるダレン・モーザーの経歴

Offshootの醸造を語るうえで外せないのが、ダレン・モーザー(Darren Moser)氏です。UC Davis Extensionのマスターブルワーズ認定プログラムを修了後、バークレーのTrumer Brauereiでキャリアを始めました。シフトブルワーからProduction Managerまで昇進した実力派です[5]。その後はハワイのMaui Brewing Co.でDirector of Brewing Operations兼ブルーマスターを担当。LAのIron Triangle Brewingでブルーマスターを経て、The Brueryへ加わりました。ドイツ系ラガーの本場流、南国ハワイ、そしてホップフォワード。畑違いの現場を渡り歩いた経験を、モーザー氏はOffshootの一杯に注いでいます。

サワー部門「The Bruery Terreux」とDogfish Headの友情コラボ

サワー・ワイルドエール部門を担うのが、コブランドのThe Bruery Terreux(“土っぽいBruery”の意)。ここでは、パトリック・ルー氏とDogfish Head創業者サム・カラジオーネ氏の長年の友情から、一つのコラボが生まれました[6]。フレンチオークのフーダー(大型木樽)で熟成させたエール3部作です。ラベルの名前とアートワークはカラジオーネ氏が手がけました。ボトルへの貼り付けは、Terreuxのチームが1本ずつ手作業。そこまでやるのかと唸る仕事ぶりです。背景を知って飲むと、同じサワーでも受け取り方が変わります。

ホップくん
ホップくん

フーダーは中の微生物叢が樽ごとに個性を持つホプ!だからTerreuxのサワーは同じレシピでも一樽ずつ表情が違うホプ!

📸 現地訪問の様子

実際の訪問の様子はInstagramでもご覧いただけます👇

Instagram @lobeerve の投稿写真

📷 Instagram @lobeerve (2026-06-23)

ここもBOTTLE LOGIC、BREWERY Xから近く、車で5分ほどです!あのOffshootと同じ醸造所、ブランドが別れています。Offshootももちろん飲みました!なんとこの日は周年ビールがあり、ラッキーだぁ。店内は明るい雰囲気で、店員さんもとても優しかったです!…

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🍺 この日味わったビール

この日はちょうど周年ビールが出ていて、うれしい巡り合わせでした。Offshootのホップフォワードな一杯も、The Brueryのサワーも、どれもスルスルと喉に入っていきます。とりわけサワーは、酸味がしっかり主張しながらも尖りません。酸が全体の輪郭をまとめ役として整えています。飲み進めるほど、これが“Bruery味”かと腑に落ちました。

※提供銘柄はローテーションで日々変わります。以下は当日いただいたThe Bruery系サワーの、僕の個人的なテイスティング印象です(数値は主観評価)。

味わい要素強度(1-5)特徴
🟠 苦味 (Bitterness)2/5控えめ。サワーらしく苦味は前に出ない
🟢 甘味 (Sweetness)2/5ほのかな麦芽の甘みが酸味を支える
🔵 酸味 (Acidity)4/5心地よい主張。尖らず全体を丸くまとめる
🟣 ボディ (Body)3/5スルスル入る軽やかさと余韻の両立
🟡 アロマ (Aroma)4/5樽由来の複雑さと果実的なニュアンス
ルネちゃん
ルネちゃん

酸っぱいのに角がなくて、まあるいワン!周年ビールに出会えたのもラッキーだったワン♪

りほくん
りほくん

サワーって身構える人もいるけど、Brueryのは酸味が全体をまとめる役なんだよね。入門にもいいと思う。

ホップくん
ホップくん

OffshootのRelaxはCitra・Amarillo・Centennial・Simcoeの4種使いだホプ!果実感とやわらか口当たりの両取りが設計の妙だホプ!

🌐 Web評価・口コミ

The Brueryの評価を、主要なビール専門サイト・口コミサイトで調べました(数値は本記事執筆時点で確認できたもの)。

評価サイト評価コメント
Untappd4.08/5(約222万件)[9]1,000種超のビールに膨大なチェックイン。Mischief・Black Tuesday・Autumn Maple等が人気
BeerAdvocate4.06/5(約531件)[10]ビールオタクからの評価も高水準。サワー・バレルエイジ系の支持が厚い
Yelp1147件のレビュー[11]接客の良さと銘柄の幅を評価する声が多い。「街に来るたび寄る」常連も

🏅 受賞・コラボ・注目情報

コラボの話でまず挙げたいのが、Dogfish Headとの共作です。パトリック・ルー氏とサム・カラジオーネ氏の友情から、The Bruery Terreux×Dogfish Headのフーダー熟成エール3部作が生まれました[6]。両者の名を並べたこの3部作は、いまもファンのあいだで語り草になっています。もう一つ、看板のインペリアルスタウト「Black Tuesday」も外せません。年に一度のリリースには長い行列ができ、コレクターが競って買い求める限定銘柄です。

なお、GABF(Great American Beer Festival)等の個別メダル受賞歴には、あえて触れていません。本記事執筆時点で、公式受賞リストと1対1で確実に紐付けられる情報を確認できなかったためです。最新の受賞情報は公式サイトでご確認ください。

りほくん
りほくん

受賞歴は裏が取れたものだけ書くのがrihobeer流。Black Tuesdayの行列文化は一度体験してみたいなあ。

🛒 The Brueryの世界を自宅でも

ルネちゃん
ルネちゃん

サワーやヘイジー、おうちでもいろいろ試したくなったワン!

りほくん
りほくん

The Brueryの日本入手は限定的だけど、サワーやヘイジーIPAなら国内外の銘柄が通販でも探せるよ。定期便で幅広く飲むのもおすすめ!

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🏆 総合評価: 4.5/5 ★★★★☆

ビールの質★★★★★ (5.0/5)
雰囲気・接客★★★★★ (5.0/5)
アクセス★★★★☆ (4.0/5)
総合スコア★★★★☆ (4.5/5)
コメントサワーとバレルエイジの奥深さ、明るい店内と親切な接客。Brewery X・Bottle Logicとあわせて再訪したい聖地
りほくん
りほくん

次はもっとゆっくり滞在して、Bottle Logicとハシゴしたい。近くのEverywhereも気になるところ!

🔗 同じ日に巡った醸造所

✈️ オレンジカウンティ(アナハイム周辺)への旅行・宿泊

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🇺🇸 アメリカのクラフトビール探訪記

シアトル在住の筆者が巡る北米ブルワリーレポートはこちら: https://rihobeer.com/category/beer/brewpub/usa

⚠️ 免責事項

本記事の情報は執筆時点(2026年7月)のものです。営業時間・提供銘柄・価格・イベント内容は変更される場合がありますので、訪問前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。ビールのテイスティング評価は筆者個人の感想です。また、本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。飲酒は20歳になってから。飲んだら運転はしないでください。

📚 出典・参考情報

  1. 【二次】 The Bruery – Wikipedia(創業2008年・パトリック・ルーによる創業・社名の由来/2026年7月取得)↑本文へ戻る
  2. 【一次】 Cicerone Certification Program「Patrick Rue(Master Cicerone)」【二次】 All About Beer「Patrick Rue, James Watt Earn Master Cicerone Title」(2014年10月)。詳細は2026年7月に取得しました。↑本文へ戻る
  3. 【一次】 Offshoot Beer Co. 公式ページ(The Bruery)(別ブランドとしての設立経緯・2017年開始/2026年7月取得)↑本文へ戻る
  4. 【一次】 Relax 製品ページ(Offshoot Beer Co. / The Bruery)(使用ホップ・酵母・人気銘柄である旨/2026年7月取得)↑本文へ戻る
  5. 【二次】 The Full Pint「The Bruery Welcomes Darren Moser」。UC Davis・Trumer Brauerei・Maui Brewing・Iron Triangleでの経歴を紹介しています(2026年7月取得)。↑本文へ戻る
  6. 【二次】 CraftBeer.com「The Bruery and Dogfish Collaborate on a Trio of Foeder-aged Ales」。ルー氏とカラジオーネ氏の友情・フーダー熟成3部作について報じています(2026年7月取得)。↑本文へ戻る
  7. 【一次】 The Bruery Tasting Room(Placentia)公式ページ(40種超のタップ・フードトラック・トリビア/2026年7月取得)↑本文へ戻る
  8. 【二次】 Untappd「The Bruery – Placentia, CA」(ブルワリー評価4.08・約222万件/2026年7月取得)↑本文へ戻る
  9. 【二次】 BeerAdvocate「The Bruery | Placentia, CA」(評価4.06・約531件/2026年7月取得)↑本文へ戻る
  10. 【二次】 Yelp「The Bruery – Placentia」(1147件のレビュー/2026年7月取得)↑本文へ戻る

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