🍺 人気で選ぶなら: Logical Conclusion(アメリカンIPA・ABV(アルコール度数)7%)
UntappdでThrees Brewingの代表的な銘柄として挙がるビールです。評価数は約4.3万件、平均3.99点[16]。大会実績で選ぶなら、後で紹介するピルスナーのVlietです。
こんにちは!クラフトビール愛好家のりほです。2026年7月のフィラデルフィア・ニューヨーク旅で、ブルックリンのThrees Brewing(スリーズ・ブルーイング)を訪れました。リホブルワリーNo.313、アメリカのブルワリーとしては205軒目です。この記事は当時のInstagram投稿と、公式サイトや業界メディアの公開情報をもとに2026年9月にまとめています。
⚠️ 営業時間・店舗情報・評価は執筆時点のものです。最新情報は公式サイト等の一次ソースをご確認ください。▶ 免責事項の詳細


🏛️ Threes Brewingの歩み
Threes Brewingがブルックリンのゴワナス地区に醸造所併設のタップルームを開いたのは2014年です[2]。開業直前の2014年9月に書かれた紹介記事には、創業メンバーとして3人の名前が挙がっています。バー「Sycamore」共同オーナーのJustin Israelson氏、IT起業家のJosh Stylman氏、弁護士で劇作家でもあるAndrew Unterberg氏です[1]。
同じ記事によると、初代ブルワーはロングアイランドのGreenport Harbor Brewery出身のGreg Doroski氏。仕込み設備は15バレルで、セゾン酵母やブレタノマイセスを使うファームハウス系エールを軸に、IPAとホッピーなピルスナーを加える計画だったそうです[1]。
建物はもともと倉庫や家具工場として使われていた約8,000平方フィートの空間で、アスファルトの駐車場だった裏庭をビアガーデンに作り替えています。[19]共同創業者のStylman氏は2017年の取材で、自分たちのバーではバドワイザーも皮肉抜きで出していると話しました[19]。クラフトビール好きだけの店にはしない、という姿勢がこの一言に出ています。
ファームハウス系から始まった醸造所ですが、いま公式サイトが掲げる柱はラガー、ホップを効かせたアメリカンエール、ミックスカルチャー(複数の酵母や細菌で発酵させるビール)の3つです[2]。ラガーの存在感を決定づけたのが、2017年にニューヨーク州の大会で最優秀賞を取ったピルスナー「Vliet」でした[10](受賞の詳細は後述)。
ヘッドブルワーの系譜
2021年の時点でヘッドブルワーを務めていたのはMatt Levy氏です。チェコスタイルのラガー同士の違いを伝えるため、ラベルに初期比重(OG)を載せた人物として業界メディアに登場しています[9]。Levy氏はウエストチェスター郡のPeekskill Breweryで、24歳でヘッドブルワーに抜てきされた経歴を持ちます[8]。
2024年11月、ゴワナスの醸造所の新ヘッドブルワーにJosh Penney氏が就きました。同じ発表の中で、Levy氏は生産ディレクターとして紹介されています[6]。Penney氏はUC Davisのマスターブルワー・プログラム修了者で、Golden Road(ロサンゼルス)とBeachwood Brewing(ロングビーチ)を経験しています。その後、Highland Park Breweryで5年半ヘッドブルワーを務めました[6][7]。2025年のポッドキャストでは、ラガー発酵にさまざまな形状のホップを重ねるホッピーラガーや、甘さと重さを抑えたヘイジーIPAの組み立て方を語っています[20]。


🏷️ 得意分野: ピルスナーをはじめとするラガー、ホップを効かせたアメリカンエール、ミックスカルチャー。Untappd評価3.9点・掲載450種[14]。2017年のニューヨーク州クラフトビール大会でVlietが最優秀賞[10]。ブルックリン・ゴワナスの醸造所併設タップルームが本拠地です。
📍 アクセス・基本情報
Threesは市内外に5つの店舗を持っています。醸造所があるのはゴワナス本店なので、基本情報は本店のものを載せます[3]。
| 店名 | Threes Brewing(Gowanus) |
| 📍 住所 | 333 Douglass St, Brooklyn, NY 11217 |
| 🚃 アクセス | 地下鉄Atlantic Av–Barclays Ctr駅から徒歩約8分[4] |
| 🕐 営業時間 | 月〜土 12:00〜24:00 / 日 12:00〜23:00(キッチンの営業時間は曜日ごとに異なる)[3] |
| ☕ 併設 | ビアショップ、Ninth Street Espresso(毎日8:00〜15:00)、2階の音楽ベニューTiny Montgomery、通年営業の屋外エリアThe Yard |
| 📅 予約 | 基本は不要。貸切・団体は公式サイトのフォームから相談[4] |
| 🔞 年齢 | 16歳未満は大人の同伴が必要。金・土の20時以降は21歳以上のみ |
| 🌐 公式サイト | threesbrewing.com |
| 📱 公式SNS | Instagram @threesbrewing / X @ThreesBrewing / Facebook |
| 🏭 開業 | 2014年(ゴワナス本店) |
ほかの店舗
| 店舗 | 住所 | メモ |
|---|---|---|
| Greenpoint | 113 Franklin St, Brooklyn | 平日は17時から |
| Moynihan | 383 West 31st St, New York | ペン駅に隣接するMoynihan Train Hall内・毎日11:00〜20:00 |
| Governors Island | 517 Clayton Rd, New York | 土日のみ11:00〜18:00 |
| Huntington | 20 Clinton Ave, Huntington | ロングアイランド |
店舗一覧と営業時間は公式サイトのトップページで確認できます[5]。マンハッタン滞在で時間がない人は、アムトラックや近郊列車の駅でもあるMoynihan Train Hallの店舗が選択肢になります。

🍺 ゴワナス本店の設備と雰囲気
公式サイトの説明では、ゴワナス本店は昼は醸造所とコーヒーショップとビアショップ、夜はブルーパブとビアガーデンと音楽ベニューになる場所です[3]。ビールがどこで仕上がるのかを飲みながら眺められます。
屋外のThe Yardには冬用の設備を備えたバーがあり、一年中使えます。犬は歩道側の席なら同伴できますが、The Yardには入れません。外からの食べ物の持ち込みは不可で、例外はケーキなどのデザートを取り分け用具ごと持ち込む場合だけです[4]。
自社のビール以外に他の醸造所のビールやワイン、カクテルも置いています[3]。ビール好きとそうでない友人を一緒に連れて行ける店で。



🍻 飲んだビールと代表銘柄
この日飲んだビールの銘柄はInstagramの投稿に書いていないため、ここでは味の感想を載せません。代わりに、Threesを初めて飲む人向けに代表的な2本を公開データで整理しました。
| 銘柄 | Vliet | Logical Conclusion |
|---|---|---|
| スタイル | ジャーマン・ピルスナー | アメリカンIPA |
| ABV | 5.2% | 7% |
| IBU | 非公開 | 非公開 |
| 使用ホップ | 非公開 | Citra、Simcoe、Mosaic |
| 醸造所の味の説明 | Clean, Sweet Hay, Herbal Hops, Verdant | Ripe Peach, Gushers, Fluffy Wheat, Coniferous, White Minerals |
| Untappd | 3.63(約2万件) | 3.99(約4.3万件) |
数値と説明文はUntappdの各ビールページから引いています[15][16]。Vlietの説明にある「Sweet Hay」は干し草のような甘い麦の香り、「Verdant」は青々とした草っぽさのことで、ドイツ系ピルスナーらしいハーブ寄りのホップ使いを想像させます。
Logical Conclusionの3品種は、Citraが柑橘やトロピカルフルーツ、Mosaicがベリーやマンゴー、Simcoeが松やにや柑橘の皮を担うことが多い組み合わせです。説明文の「Coniferous(針葉樹)」はSimcoe由来と読むのが自然でしょう。


🌐 Web評価・口コミ
Vlietの3.63はUntappdの公開値で、約2万件の評価が付いています。点数だけを見ると低く見えますが、件数は多めです。

🏅 受賞歴
| 年 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2017 | New York State Craft Beer Competition | Vliet:Light Lager部門 金賞 → 最優秀賞(Governor’s Excelsior Cup)[10] |
| 2017 | New York State Craft Beer Competition | Wandering Bine:Belgian Farmhouse部門 金賞[11] |
| 2018 | New York State Craft Beer Competition | Passing Time(ベルジャン・ファームハウスエール):最優秀賞(Governor’s Excelsior Cup)[12] |
| 2017 | New York International Beer Competition | New York Brett Ale Style Brewery of the Year / Eternal Return Apricot:Hybrid/Mixed Beer Styles部門 銀賞[13] |
2017年のNew York State Craft Beer Competitionは、この年が第1回でした[12]。審査は2017年7月29日にロチェスターで行われ、143の醸造所から707本が出品されています[11]。VlietはまずLight Lager部門で金賞を取り、全部門の頂点となる最優秀賞まで進みました[10]。翌2018年もファームハウスエールのPassing Timeで同じ賞を取りました。これでThreesは2年続けて州の最優秀ビールを出した醸造所になりました[12]。
ラガーとファームハウスエールの両方で州の頂点を取っている点は、開業時のファームハウス路線と、その後のラガー路線が両方とも実を結んだ記録として読めます。NYIBCの審査方式はNew York International Beer Competition 完全ガイドにまとめています。


📸 SNSで見る現地レポート
Threes Brewingを紹介した、訪問時のInstagram投稿です。

🛒 おすすめアイテム


※以下はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。Threes Brewingの缶は日本での流通を確認できなかったため、グラスと本を紹介します。
⭐ 総合評価
| 向いている人 | ピルスナーなどのラガー好き、IPAも一緒に飲みたい人、ビールに詳しくない友人と行く人 |
| 向かない人 | 一杯の価格を抑えたい人(Tripadvisorに価格の高さを挙げる口コミあり) |
| 最初の1杯 | Vliet(大会実績で選ぶ場合)/Logical Conclusion(人気で選ぶ場合) |
| 行くなら | 醸造所があり、ビアガーデンも使えるゴワナス本店 |
ニューヨークでIPAを追いかける旅をすると、ラガーの印象が薄くなりがちです。Threesはその空白を埋めてくれる一軒で、大会実績で選ぶならVliet、人気で選ぶならLogical Conclusionが入口です。

🍻 英語での注文ガイド
注文は英語です。カウンターで頼む場面を想定して、よく使う言い回しを並べました。金・土の20時以降は21歳以上の店になるので、パスポートなど年齢が分かる身分証を持って行きましょう[4]。
| 場面 | 英語フレーズ | 意味 |
|---|---|---|
| 1. 入店 | Hi! Can we sit anywhere? | どこに座ってもいいですか? |
| 2. メニュー | Could I see the beer list? | ビールのリストを見せてください |
| 3. 注文 | Can I get a Vliet, please? | Vlietをください |
| 4. 相談 | Which lager would you recommend today? | 今日のおすすめのラガーはどれですか? |
| 5. 持ち帰り | Can I get some cans to go? | 缶を持ち帰りでお願いします |
| 6. 会計 | Can I close out, please? | お会計をお願いします |



⚠️ 免責事項
この記事の感想はりほ個人のものです。営業時間、店舗構成、ヘッドブルワーなどの体制、Web評価の数値は2026年9月時点で確認した情報で、変わる可能性があります。訪問前に公式サイトで最新情報を確認してください。お酒は20歳になってから。アメリカでの飲酒は21歳以上です。
❓ よくある質問
Q1. Threes Brewingの醸造所はどこにありますか?
ブルックリンのゴワナス地区、333 Douglass Stです。地下鉄Atlantic Av–Barclays Ctr駅から徒歩約8分。ほかにGreenpoint、Moynihan Train Hall、Governors Island、ロングアイランドのHuntingtonにも店舗があります。

Q2. 予約は必要ですか?
ゴワナス本店は予約不要です。予約は個別に受け付ける場合があり、貸切や団体利用は公式サイトのフォームから相談できます。
Q3. 子ども連れや犬連れでも入れますか?
16歳未満は大人の同伴が必要で、金・土の20時以降は21歳以上のみになります。犬は歩道側の席なら同伴できますが、屋外エリアのThe Yardには入れません。

Q4. 代表的なビールは何ですか?
2017年のニューヨーク州大会で最優秀賞を取ったピルスナーのVlietと、Untappdで評価数の多いアメリカンIPAのLogical Conclusionが入口として分かりやすい2本です。

Q5. 英語が苦手でも注文できますか?
ビール名を言うか、メニューを指さして「This one, please」で注文できます。上の英語注文ガイドもあわせて使ってください。
🔗 同じ旅で立ち寄った醸造所
- Carbon Copy(フィラデルフィア)訪問記(旅の初日に寄ったピルスナーの店)
- Future Days Beer(フィラデルフィア)訪問記(馬車小屋を改装したケルシュ専門店)
- Tired Hands Brewing(アードモア)訪問記(ホッピーセゾンの名門)
- Forest & Main Brewing(アンブラー)訪問記(ファームハウス・セゾンのブルーパブ)
- Troon Brewing(ホープウェル)訪問記(ニュージャージーの納屋の醸造所)
ブルックリンのほかの醸造所はOther Half Brewing Co.(ブルックリン)完全ガイドとGrimm Artisanal Ales(ブルックリン)完全ガイドで紹介しています。前回のニューヨーク旅はニューヨーク〜アルバニー3泊4日クラフトビール旅レポートにまとめました。
📚 出典・参考情報
- 【二次】 Joshua M. Bernstein「Introducing Brooklyn’s Threes Brewing」(2014年9月)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 Threes Brewing 公式サイト「About Us」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 Threes Brewing 公式サイト「Gowanus」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 Threes Brewing 公式サイト「FAQ」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 Threes Brewing 公式サイト(店舗一覧・営業時間)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Brewer Magazine「Threes Welcomes Penney as New Head Brewer to Lead Production」(2024年11月19日)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Brew York「Threes Brewing nabs a new head brewer」(2024年11月21日)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Westchester Magazine「Matt Levy, 24」(2026-09-24 確認) ↑本文へ戻る
- 【二次】 PUNCH「How Lager Got Its Groove Back」(2021年5月31日)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 ニューヨーク州農業・市場局 発表(2017年8月3日)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 New York State Brewers Association「And the Winners Are…」(2017年8月)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 amNewYork「Brooklyn’s Threes Brewing again judged to have NY state’s best craft beer」(2018年8月2日)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【一次】 New York International Beer Competition「2017 Competition Winners Announced」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Untappd「Threes Brewing」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Untappd「Vliet – Threes Brewing」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Untappd「Logical Conclusion – Threes Brewing」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 BeerAdvocate「Threes Brewing」(2026-09-24 確認) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Tripadvisor「Threes Brewing」(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 The Bridge「Inside the Brewery That Makes New York’s Best Beer」(2017年8月)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
- 【二次】 Craft Beer & Brewing「Podcast Episode 435: Josh Penney of Threes」(2025年9月12日)(2026-09-24 取得) ↑本文へ戻る
この記事が気に入ったら、「Next Pint!」ボタンを押してください!
rihobeerをフォローする
Instagramでは最新記事をいち早く配信、Xではビール情報をリアルタイムに発信しています。

ビール醸造のプロも愛読!ホップの魅力がわかる『THE NEW IPA』
歴史好き必見!『ビール大全』で深掘り
『ビールのつくりかた大事典』で醸造プロセスを学ぼう
Twitterで新着情報を受け取る


