久福ブルーイング 015福/清水白桃Weizen レビュー

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rihobeer

本業はIT系の会社員です。ビール審査員の資格であるビアジャッジを取得し、新米ビアジャッジとして活動しています。JGBA2024には審査員参加しました。クラフトビールのレビューを書くことや、ビアフェスでワイワイ楽しむことが大好きです。

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#りほびーる No. 484】久福ブルーイング 015福/清水白桃Weizen レビュー
おすすめクラフトビール

香川で今最も勢いのあるブルワリーのビールです!

おすすめのクラフトビールについて、買える場所や味わいについて紹介します!ビール選びの参考にしてください!

久福ブルーイング本島の情報

会社情報

項目 内容
会社 久福ブルーイング本島
所在地 香川県丸亀市本島町泊704-2
ブルワリー公式サイト 久福ブルーイング本島 公式サイト
ビアクルーズ 不明
ブルワリー公式SNS Instagram, Facebook
設立年 2020年
ビール醸造開始年 2020年
主なビールラインナップ
  • Honjima Lager
  • Citrus Saison
  • 清水白桃Weizen
  • 百花Honey Saison
  • Farmhouse Ale

醸造のこだわり

久福ブルーイング本島は、瀬戸内の豊かな土地の恵みを活かし、1バッチずつ丁寧にビールを醸造しています。地元の新鮮な素材を使用し、独自の風味を追求しています。

受賞歴

受賞年 審査会名 ビアスタイル ビール名
2021年 インターナショナルビアカップ セゾン Citrus Saison

クラフトビールレビュー

久福ブルーイング本島のビールは、地元の素材を活かしたフルーティでバランスの良い味わいが特徴です。特に清水白桃Weizenは、桃のフレッシュな風味とヴァイツェン特有のクローブやバナナの香りが絶妙に調和しています。Honjima Lagerは、キレのある爽やかな飲み口で、食事との相性も抜群です。

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久福ブルーイング 015福/清水白桃Weizen

クラフトビールの特徴

015福 岡山清水白桃Weizen 2023

岡山県産「清水白桃」を贅沢に使用したフルーツWeizen(ヴァイツェン)

甘くない桃ビールとして久福のオープン前から人気

無濾過

自然発泡

Style / フルーツヴァイツェン

Alc / 5%

375ml Bottle

公式サイトより https://shop-kyufuku.square.site/s/order?shipping=true&item=47#11
正面
ラベル
部屋の照明

丸亀のブリューパブで名前を聞き、どうしても買いたいと思い買いました!

いつ買った?

2024年1月

どこで買った?

酒ハウスモリモト(徳島)

ブルワリーについて

せとうちの島で夫婦が営む
小さなビール工場

酵母無濾過
瓶内二次発酵
自然に寄り添う手作りビール 

こんにちは、久福ブルーイング本島です。

私たちはせとうちを中心とした豊かな土地の恵みを生かし、1バッチずつ丁寧にビール造りをしています。

ビールは発酵食品。

同じレシピでも、季節や天候、酵母の働きなど仕込む環境で出来上がりが違うのが本来の在り方だと思っています。

「この瞬間にしか造れない特別なビールをお客様へ」

私たちは、その時々で最善のビール造りをすることで、1バッチごとに個性が出てくると考え、商品にナンバリングをしています。

バッチごとに変わるクラフトビールの味の違いを個性と捉え、楽しんで頂けると幸いです。

※1バッチ=1度の仕込みで出来る量。久福の場合は約300ℓ


瀬戸大橋のすぐ西側に浮かぶ島、本島。
 
江戸末期から明治にかけ「塩飽大工」と呼ばれる腕のいい大工を多数輩出し、今もものづくりの歴史がここかしこに息づいているこの島で、久福ブルーイング本島はビール造りをしています。

私たちの醸造所はもともとは島の商店だった建物をリノベーションしました。お米やお酒、食料品などを買うため、島の人が集っていました。
オーナーご家族が閉店したお店を今後どうするか考えていたところ、私たちはこの物件と出会いました。

この場所から、対岸に浮かぶ牛島と瀬戸内の穏やかで優美な風景を身近に感じることができます。
 
日々変化する自然のように、私たちは酵母の変化を見極め、ビールを醸していきたいと思います。

https://shop-kyufuku.square.site/about

新しいブルワリーですが、コンペで受賞もしているそうです!気になりますね。

ビアスタイルガイドライン

63.南ドイツスタイル・ヘーフェヴァイツェン

 南ドイツ・へーフェヴァイツェンの色合いは、ストロー(麦わら色)からアンバーの範囲。酵母が混じっているため、見た目は非常に濁っていてもよい。このビアスタイルの特徴であるフルーティーでフェノーリックなキャラクターが、ミディアム・ローからミディアム・ハイ・レベルで感じられる。フェノーリックなキャラクターは、クローヴ香、ナツメグ香、スモーク香、ヴァニラ香などと表現される。フルーティーなキャラクターはバナナのようなエステルで、ローからミディアム・ハイ・レベルで感じられる。ホップのアロマとフレーバーは非常にロー・レベルで、まったく感じられなくてもよい。ホップの苦味も非常にロー・レベル。モルトのアロマとフレーバーは非常にローからミディアム・ロー・レベル。モルト由来の甘味も非常にローからミディアム・ロー・レベルで感じられる。原料には、少なくとも50%以上の小麦麦芽を使用すること。ダイアセチルがあってはならない。ヘーフェヴァイツェンは、アテニュエイション(発酵度)が高く、カーボネーションのレベルも高い。したがって、注ぐときには非常に豊かな泡立ちが生まれる。酵母を含んでいるため、イースティーな香りと豊満なマウスフィールが感じられる。ボディはミディアムからフルの範囲。

  • 初期比重 (プラート度):1.047-1.056 (11.7-13.8)
  • 最終比重 (プラート度):1.008-1.016 (2.1-4.1)
  • アルコール度数 :4.9-5.5% ABV
  • ビタネス・ユニット:10-15 IBU
  • 色度数:3-9 SRM (6-18 EBC)
ビアスタイルガイドラインより https://beertaster.org/beerstyle/2204_detail/2204_063.html#j063

清水白桃Weizenというと、箕面ビールのWeizenが思い浮かびますよね。

【箕面ビール国産桃ヴァイツェン・清水白桃Ver.】

毎年恒例の夏のシーズナルビール、「国産桃ヴァイツェン」第3弾です。

桃は毎年お世話になってます、和歌山の八旗(はっき)農園さんの「あら川の桃」。
その日に採れた新鮮な桃を、すべて手作業で丁寧にピューレ加工してもらい、とっても贅沢に使用しています。  

ヴァイツェンイースト由来のクローブやバナナのようなフルーティさと、瑞々しい桃のフルーティさが相まって折り重なるアロマ。
また、小麦麦芽を50%使用している為、飲み口は優しく柔らかく、口に含むと鼻から抜ける香りに桃を感じてもらえます。
とはいっても甘さは残さず、あくまでもビールとして楽しんでもらえるキレのある仕上がりです。

どうぞよろしくお願いいたします^^

箕面ビール公式サイトより https://www.minoh-beer.jp/info/4099/

スタイルは忘れちゃったんですが、調布にあるジャクソンホールが夏頃にリリースする桃のビールも大好きです。一昨年飲んだきりですが、また行きたい!店舗限定ですぐ売り切れるんですよね。

クラフトビールレビュー

見た目 SRM

2

香り

アロマ (鼻腔前方受動器)

美しいバナナの香り。クローブも強い。うっとりするがモルトは控えめで、ほかのドイツリスペクトヴァイツェンとは違うと思った。アメリカ系の ColdIPAの考え方に近いような表現の仕方で、モルトの甘ったるさがいい意味でない。全くないわけではないが、すっきりしている。それがより桃のみずみずしさにつながっていてとても心地いい。冷たいときは桃のニュアンスが強い。落ち着いてくると、フェノールに添えられた桃。上品でやや青春み 若みのあるしつこくない香水の。シーブリーズに近いかもしれないが、シーブリーズのような刺激さはなく香水のような上品さがあり、シーブリーズのような爽快感がある。とてもすごい。

フレーバー(鼻腔後方受容器)

ハーブ 少しアメリカ系ホップorノーブルホップの心地いい酸味 甘い印象からアメリカ系だと思う。しつこくないがややあざとい甘さがある。ミントのような甘さ。モルトの香りはとにかく控えめで、木のような印象がある。やさしい。桃の酸味が心地いいアクセント。熟れていない桃の酸味 白みを感じる心地よさがとてもいい。酸っぱい食べ物が欲しくなる。

味わい

口当たり

冷たく少し水っぽい。ここから少し日本酒っぽい印象がある。日本酒に通ずるするするさがあり、水のようにするすると口の中に入る。ヴァイツェンにある小麦の強さは感じない。潔い水の美しさを感じる。

コクと質感

みずみずしい。ヴァイツェンの重い小麦と桃のみずみずしさにアンマッチ感を感じていたため、このビールの表現にとても納得したとても感動した。水。香りのヴァイツェン感と口当たりのみずみずしさのギャップがとても面白いし、桃のビールはみずみずしくあってほしいという期待通りの嬉しさがある。もったりとした飲みごたえのある桃のビーㇽももちろん大好きだが、こちらのほうが私の好みであると思う。HazyよりWCIPA派の人は、箕面や大山のフルーツヴァイツェンよりこちらが好きだと思う。

フルーツヴァイツェンにもいろんな表現があってしかるべきなのに、スタイルガイドラインにこだわりすぎるのもよくないと思いました。

飲み込む瞬間

日本酒のようにすっと体にはいっていく。

後味

すっきりとした桃の印象。

イーストの少しのえぐみと新鮮な桃の甘みと香り。ホップのきつい感じは全くない。

全体的な印象

アメリカンヴァイツェンというスタイルがあれば間違いなくこれだと思う。モルトを控えて、小麦も控えて、ひたすらフェノールと桃の協調に注目したビール。とてもとてもおいしい。人生で飲んだ桃ビールの中でも個人的な好みで考えると一番好き。

桃とフェノールのロマンです!本当においしかった!東京のビアバーでも飲みたいなぁ!

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