【ブリューパブ】新宿「牛込ビール館」完全レビュー – 新月ビアの極上クラフトビールを徹底解析
新宿にあるクラフトビールブルワリー「新月ビア」のブリューパブ『牛込ビール館』に行ってきました。友人から「おいしいブルワリー見つけた!」と聞き、とても気になっていた場所です。以前、国立の「Beer cafe 麦と猫」でWCIPAを飲み、その味わいに衝撃を受けて訪問が実現しました。
この記事では、牛込ビール館の基本情報からビールメニュー、実際に飲んだビールの詳細レビューまでをご紹介します。クラフトビール初心者の方にもわかりやすく解説します。
- ブルワリー直営のブリューパブで出来たての新鮮なビールが楽しめる
- IPAからスタウトまで、多彩なビアスタイルが揃う
- 長年営業の定食屋と共有する、歴史ある空間でビールを楽しめる
- アクセスは東京メトロ東西線「神楽坂駅」から徒歩8分

ブリューパブとは – クラフトビール醸造所併設のビアバー
ブリューパブとは、クラフトビール醸造所に併設されたビアバーやパブのことです。醸造設備とバーが同じ建物内にあり、できたての新鮮なビールをその場で楽しめる特別な空間です。
【初心者向け解説:ブリューパブ】
ブリューパブは「brewery(醸造所)」と「pub(パブ)」を組み合わせた言葉です。ワイナリーでワインを楽しむように、ビールの製造現場で出来立てのビールを味わえる場所です。一般的なバーとの最大の違いは、提供されるビールがその場で醸造されていること。まるでパン屋さんで焼きたてのパンを食べるような、ビールの新鮮さと造り手の思いを直接感じられる貴重な体験ができます。
他のブリューパブ巡りの記録もぜひご覧ください!
牛込ビール館 – お店情報
新月ビア(ブルワリー)について
新月ビアは、レッツビアワークス出身のブルワーが立ち上げた新進気鋭のブルワリーです。2021年9月にビールの販売を開始したばかりの新興ブルワリーながら、その卓越した技術で多くのクラフトビールファンを魅了しています。
東京の牛込北町で60年営業を続ける定食屋「青柳」と、店舗を共有して営業してます。お店の裏側に醸造所があります。
出典: 新月ビア公式Instagram
ブルワリー名 | 新月ビア(Shingetsu Beer) |
設立 | 2021年 |
所在地 | 東京都新宿区箪笥町29 |
特徴 | クラシックなスタイルと現代的な解釈を融合させたビール造り |
牛込ビール館 営業情報
営業時間 | 火~金:17:00~23:00 土日祝:14:00~21:00 月(不定期):ドリンクのみ営業 18:00~21:00 |
住所 | 〒162-0833 東京都新宿区箪笥町29 |
料金 | 小(255ml):700円 中(380ml):950円 大(570ml):1200円 |
注意点 | 曜日によってフードの提供状況が異なります。最新情報は公式SNSでご確認ください。 |
中サイズはブルワリーオリジナルグラスでの提供です! 土日祝は14時からの営業なので、昼飲みも楽しめます。
公式サイト・SNS
アクセスと周辺情報
牛込ビール館は、東京メトロ東西線「神楽坂駅」から徒歩8分、都営大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩9分の場所にあります。飯田橋からも徒歩圏内で、タイフートーキョーまで徒歩11分の位置にあるため、二次会の候補にもおすすめです。エビスバー神楽坂店舗も徒歩13分と近く、武道館でのライブ帰りにも立ち寄りやすい立地です。
牛込ビール館のクラフトビール
タップリスト(提供ビール)
牛込ビール館では常時8種類前後のオリジナルビールが楽しめます。タップリスト(提供ビール一覧)は定期的に更新され、最新情報は公式InstagramやTwitterで確認できます。ビールの種類は、軽快なセッションIPAから濃厚なスタウトまで多岐にわたり、ビール初心者からマニアまで満足できるラインナップです。
新月ビアでは、ビールに「Op.(オーパス)」という番号が付けられ、それぞれの作品(ビール)に個性を与えています。音楽の作品番号のように、ブルワーの情熱と個性が表現されているのです。
【初心者向け解説:タップリスト】
タップリストとは、バーやパブで現在提供している生ビールの一覧表のことです。「タップ」は生ビールを注ぐための蛇口を指します。クラフトビール専門店では、このリストが頻繁に更新され、季節限定ビールや新作ビールを楽しむことができます。多くのブリューパブでは、ビールの名前だけでなく、スタイル、アルコール度数、IBU(苦味の指標)なども記載されているので、自分好みのビールを選ぶ際の参考になります。
実際に飲んだビールレビュー
Session IPA Op.10(4.5%)

スルスル飲めるセッションIPAは、一杯目にぴったりの爽やかさ。アルコール度数4.5%と控えめながら、IPAらしいホップの風味をしっかり感じられます。喉越しが良く、次の一杯へと誘う味わいでした。
味わい要素 | 強度(1-5) | 特徴 |
---|---|---|
苦味 | 3/5 | 主張しすぎない心地よい苦み |
甘味 | 2/5 | わずかな麦芽の甘さ |
酸味 | 1/5 | ほとんど感じない |
ボディ | 2/5 | 軽めでスッキリとした飲み心地 |
アロマ強度 | 3/5 | 柑橘と松の爽やかな香り |
【初心者向け解説:セッションIPA】
セッションIPAは、通常のIPAより低アルコール(4-5%程度)でありながら、IPAらしいホップの風味や香りを楽しめるビアスタイルです。「セッション」という言葉は、「長時間の飲み会でも複数杯楽しめる」という意味から来ています。ホップの爽快感を保ちつつ、アルコール度数を抑えることで、飲みやすさと満足感を両立させた、現代のクラフトビールシーンを代表するスタイルの一つです。
American IPA Ⅱ Op.5(6.5%)

クラシカル寄りでありながら現代的な要素も取り入れた素晴らしいWCIPAでした。苦みがしっかりと効いていながら、トロピカルな香りも豊かで、バランスの取れた味わい。UKパイント(大サイズ)で注文して大正解でした。これが忘れられなくて牛込ビール館を訪れるきっかけとなったビールです。
味わい要素 | 強度(1-5) | 特徴 |
---|---|---|
苦味 | 4/5 | 力強く主張するホップの苦み |
甘味 | 3/5 | モルトの甘みが苦みを支える |
酸味 | 2/5 | わずかな柑橘系の酸味 |
ボディ | 4/5 | しっかりとした飲みごたえ |
アロマ強度 | 5/5 | 松、グレープフルーツ、パインのアロマ |
【初心者向け解説:WCIPA】
WCIPAは「West Coast IPA(西海岸IPA)」の略で、アメリカ西海岸スタイルのIPAを指します。特徴は、はっきりとした苦みとドライな後味、柑橘系やパイン、松などの爽快な香りです。東海岸の濁ったヘイジーIPAと対照的に、透明度が高く、苦みが際立つビアスタイルとして知られています。カリフォルニアを中心に発展し、現代のクラフトビール革命の原動力となったスタイルです。
Belgian White Op.14(4.5%)

ホップの柑橘感で白ビール特有のオレンジピール風味を表現したアメリカンスタイルのベルジャンホワイト。実際にオレンジピールは使用していないとのことですが、ホップだけでその風味を見事に再現しています。通常の白ビールとは一線を画す新しい解釈で、アメリカのTired Handsブルワリーを彷彿とさせる革新的な味わいでした。普段白ビールをあまり飲まない私でも非常に美味しく感じる一杯でした。
味わい要素 | 強度(1-5) | 特徴 |
---|---|---|
苦味 | 2/5 | 控えめでソフトな苦み |
甘味 | 3/5 | 小麦の優しい甘さ |
酸味 | 2/5 | かすかな柑橘系の酸味 |
ボディ | 3/5 | 滑らかでクリーミーな口当たり |
アロマ強度 | 4/5 | オレンジ、コリアンダー、ホップの複雑な香り |
Coffee Oatmeal Stout Op.4(5.5%)

カリフォルニアのSmog Cityを思わせる絶妙なコーヒースタウト。アルコール感を抑えながらも、深煎りコーヒー、ダークチョコレート、タバコ感が絶妙に調和した素晴らしい一杯でした。カカオ、ナッツ系の苦み、オートミールによるなめらかなオイリー感も心地よく、好みどストライクのスタウトです。機会があればぜひハイアルコール版も飲んでみたいと思わせる、深みのある味わいでした。
味わい要素 | 強度(1-5) | 特徴 |
---|---|---|
苦味 | 4/5 | コーヒーとローストの複雑な苦み |
甘味 | 3/5 | チョコレート、キャラメルの甘さ |
酸味 | 1/5 | ほとんど感じない |
ボディ | 5/5 | オートミールによるなめらかで濃厚な口当たり |
アロマ強度 | 5/5 | 深煎りコーヒー、ダークチョコレート、タバコの複雑な香り |
Hazy IPA Op.12(6.5%)

トロピカルでジューシー、なのにスルスル飲める最高のHazy IPAでした。特徴的なのは瓜系のフレーバーで、きゅうりというよりはスイカの皮に近い部分の果肉のような風味が印象的です。トロピカルフルーツの甘さと、心地よい苦みのバランスが絶妙で、カリフォルニアのEquilibrium Breweryのヘイジーを思わせる洗練された味わいでした。
味わい要素 | 強度(1-5) | 特徴 |
---|---|---|
苦味 | 3/5 | ジューシーさを引き立てる適度な苦み |
甘味 | 4/5 | トロピカルフルーツの豊かな甘み |
酸味 | 2/5 | わずかなフルーティーな酸味 |
ボディ | 4/5 | ふくよかでクリーミーな口当たり |
アロマ強度 | 5/5 | マンゴー、パイナップル、メロン、柑橘の豊かな香り |
【初心者向け解説:Hazy IPA】
Hazy IPA(ヘイジーIPA)は、見た目が濁っている(ヘイジー=霞んでいる)のが特徴のIPAスタイルです。別名「New England IPA(ニューイングランドIPA)」とも呼ばれ、アメリカ東海岸で生まれました。西海岸のクリアなIPAと対照的に、ジューシーでフルーティー、そして苦みが穏やかなのが特徴です。濁りは大量のホップと特殊な酵母、そして麦芽の組み合わせによるもので、まるでフルーツジュースのような飲み心地を実現しています。
牛込ビール館 総合評価
牛込ビール館で飲んだビールは、どれも新鮮で個性豊かな味わいでした。過去に飲んだ名ビールを連想させるほどの高品質さは、ブルワーの技術と情熱を感じさせます。オープンしたばかりの新しいブルワリーながら、すでに確固たるスタイルを確立している点が印象的です。
特に印象的だったのは、Belgian White Op.14とCoffee Oatmeal Stout Op.4でした。どちらも伝統的なスタイルに新月ビア独自の解釈を加えた革新的な一杯で、クラフトビールの新たな可能性を感じさせてくれました。
店内は昔ながらの定食屋と共存する独特の雰囲気で、歴史と革新が融合した心地よい空間です。スタッフの方々のビールへの知識と情熱も伝わってきて、より深くビールを楽しむことができました。
アメリカのクラフトビール探訪記
現在シアトル在住の筆者が、本場アメリカとカナダのクラフトビールシーンを巡る旅の記録を公開しています。ロサンゼルスの人気醸造所からポートランドの隠れた名店、バンクーバーのユニークなタップルームまで、北米各地のブルワリー訪問レポートを発信中。地元でしか味わえない限定ビールや醸造家との対話など、北米のビール文化を深掘りしたコンテンツはこちらのカテゴリーページからご覧いただけます。
よくある質問
Q: 牛込ビール館は予約は必要ですか? |
A: 基本的に予約は不要です。ただし、週末の夕方以降は混雑することもあるので、大人数での訪問時は事前に問い合わせることをおすすめします。 |
Q: ビール以外のドリンクはありますか? |
A: ビールが中心ですが、ソフトドリンクも用意されています。ワインやカクテルの取り扱いについては事前に確認することをおすすめします。 |
Q: 持ち帰り(テイクアウト)は可能ですか? |
A: 缶ビールやクラウラー(専用の持ち帰り容器)での販売を行っている場合があります。当日の在庫状況や販売可能なビールについては店舗でご確認ください。 |
まとめ – また訪れたい極上のブリューパブ
新月ビアの「牛込ビール館」は、新宿エリアのクラフトビール愛好家必見のスポットです。日本のクラフトビールシーンに新たな風を吹き込む実力派ブルワリーとして、今後の展開がとても楽しみです。
過去に飲んだ最高のビールを連想させるような質の高さは、まさにクラフトビールの真髄。新宿・神楽坂エリアを訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。ビール初心者の方も、専門家の方も、きっと新たな発見があるはずです。
他のブリューパブ巡りの記録もぜひご覧ください!
あなたも牛込ビール館を訪れたことはありますか?どのビールが一番お気に入りでしたか?ぜひコメント欄でシェアしてください!
コメント