【リホブルワリーNo.267 / アメリカNo.157】Moonlight Brewing Company(Santa Rosa, CA)|GABF金2回の名門ラガー専門ブルワリー訪問記

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ファクトチェック済み | 公式サイト・Untappd・Wikipedia・BeerAdvocate・Yelp・GABF受賞歴DB・現地訪問記録をもとに作成(2026年4月)

🍺 1本だけ飲むなら: Death & Taxes(ブラックラガー / ABV 5.3%)

得意分野: ラガー系(ブラックラガー・チェコピルスナー・クラシックサゾン)

ロシアン・リバーの興奮冷めやらぬ足でそのまま北上した午後、りほくんが向かったのはカリフォルニア州サンタローザ郊外の目立たない業務地区——3350 Coffey Laneに佇むMoonlight Brewing Companyだ。1992年創業、Brian Hunt(ブライアン・ハント)がひとりで始めた小さなブルワリーは、30年以上経った今もIPA全盛のカリフォルニアにあって頑なに「ラガー中心」を貫く数少ない名門。看板のDeath & Taxesは2024年GABF(Great American Beer Festival)金メダル受賞のReality Czeckと並び、ビアギークが全米から巡礼する黒ラガーだ。ヘイジー全盛のカリフォルニアで、クラシックで骨太なラガーが淡々と並ぶタップリスト。これは「流行に乗らない美学」の体現に他ならない。

りほくん

りほくん

ラガー専門ブルワリー!めちゃくちゃ美味しかったー!やや重めのラガーはこの地域性かな?おすすめです!

Moonlight Brewing Company 基本情報

ホップくん

ホップくん

ホプ!1992年にBrian Hunt氏が1,000平方フィートの農機具小屋でスタート、今ではGABFで金メダルを複数回獲得する名門ブルワリーだホプ!

醸造所名Moonlight Brewing Company(ムーンライト・ブリューイング・カンパニー)
創業1992年(Brian Huntにより設立)
オーナー / ヘッドブルワーBrian Hunt(UC Davis Fermentation Science卒)
住所3350 Coffey Lane Ste. D, Santa Rosa, CA 95403
電話(707) 755-4951
営業時間火〜木 16:00〜21:00/金 13:00〜22:00/土 12:00〜22:00/日 12:00〜19:00(月休)
公式サイトmoonlightbrewing.com
Instagram@moonlightbrewing
Facebookmoonlightbrewingcompany
年間生産量約2,700バレル(2017年時点)
Yelp評価★4.6 / 5(127件、2026年4月時点)
Untappd(Death & Taxes)3.86 / 5(19,597評価)
最寄り都市サンフランシスコから車で約1時間20分(北へ90km)
ペット同伴OK(”Well behaved children and dogs are always welcome”)

🏆 Moonlight Brewing Co. の受賞歴 (2件)

データソース: 受賞歴DB(2024年まで収録) / 自動取得

  • 🥇 GABF 2024 Gold — Reality Czeck-style Pilsner (Bohemian-Style Pilsener)
  • 🥇 GABF 2022 Gold — Wee Nibble (Classic Saison)

受賞歴DBで詳細を見る →

施設・雰囲気:「タップルーム聖地」と呼ばれる隠れ家

サンタローザ市街地から北西に車で10分弱。Coffey Laneの軽工業パークという、観光地からは程遠い場所にタップルームがある。「知る人ぞ知る」という言葉がこれほど似合うブルワリーもそうない。内装は2000年代前半のクラフトビール黎明期を思わせる木目調の長いバーカウンターに、間接照明が落とされた落ち着いた空間。Tripadvisorのレビューでも「素晴らしいファンキーなバイブと良い音楽」と評されるとおり、古き良きアメリカの醸造所らしいアットホームな雰囲気が魅力だ。

ルネちゃん

ルネちゃん

わんっ!犬OKだよ!広い屋外席もあるから、ワンちゃん連れのファミリーで賑わってるよ!

🍺 30種類以上のローテーション

Moonlightのタップリストは常時ローテーションで30種類以上のビールが並ぶ。年間通じて定番として提供されるのは看板の3本——Death & Taxes、Reality Czeck、Bombay By Boat——のみで、残りは季節限定や一度きりのバッチばかり。訪問タイミング次第で全く違うラインナップに出会えるのが、リピーターが絶えない理由でもある。

ホップくん

ホップくん

ホプ!ハッピーアワーは火曜と日曜、パイントが2ドルOFFになるホプ!水曜はKing Trivia主催のトリビアナイト、木曜は無料ビンゴもあるホプ!

飲んだビール:Death & Taxesの圧倒的飲みやすさ

Death & Taxes(サンフランシスコ・スタイル・ブラックラガー)

スタイルBlack Lager(San Francisco-Style)
ABV5.3%
苦味★★★☆☆(コクのあるロースト苦)
甘味★★☆☆☆(控えめ)
ボディ★★★☆☆(ミディアム、だが驚くほど軽快)
アロマ★★★★☆(コーヒー・ダークチョコ・焙煎)
Untappd評価3.86 / 5(19,597評価)
りほくん

りほくん

公式が「アイスコーヒーのように飲めるけど、効き目は違う」って表現するのがぴったり。見た目は真っ黒なのに、ゴクゴクいけちゃう軽快さ。これが「deceptively light-bodied(ずるいくらい軽い)」のリアル。

Death & Taxesは1990年代からMoonlightの看板として造り続けられている黒ラガー。「死と税金は避けられない」という諺にちなんだ名前で、全米のクラフトビアシーンにおける「エバーグリーンな黒ラガー」として、クラフトビール愛好家から不動の地位を築いている。焙煎モルトのコクはしっかりあるが、ラガー酵母のクリーンな発酵で余計な残糖がなく、ペールラガー並みの喉越し。これぞBrian Huntが追求する「American-made world-class lager」の到達点だ。

Reality Czeck(チェコ・スタイル・ピルスナー)— 2024年GABF金メダル

スタイルBohemian-Style Pilsener(Czech Pilsner)
ABV4.8%前後
苦味★★★★☆(クラシックなノーブルホップ苦)
ボディ★★★☆☆(ミディアムライト)
アロマ★★★★☆(ノーブルホップ、草、パン)
受賞🏆 GABF 2024 Gold(Bohemian-Style Pilsener部門)
ルネちゃん

ルネちゃん

わんっ!「Reality Czeck」って名前、「現実確認(reality check)」と「チェコ(Czech)」のダジャレだね!ちょっとフフッてしちゃうよ!

Bombay By Boat(クラシック・アメリカン・IPA)

スタイルAmerican IPA
ABV4.9%
IBU20
特徴米+独ホップのバランス型、ドリンカブル志向

「IPAを作らざるを得なくなったが、どうせ作るなら自分らしく」というBrian Huntの意地が見えるセッションIPA。20 IBUと控えめで、ホップ爆弾ではない。アメリカ産と独産ホップを巧みにブレンドし、飲み疲れしない「バランス派IPA」の好例。

Web評価・口コミまとめ

Yelp★4.6 / 5(127件のレビュー、2026年4月時点)
Untappd(ブルワリー全体)Death & Taxesで19,597評価・3.86/Reality Czeckで多数の高評価
BeerAdvocateDeath & Taxesが殿堂入り級の高評価
Tripadvisor「ファンキーなバイブと良い音楽」「隠れた名所」のレビュー多数
地元評価(2008年)🏆 Santa Rosa Beerfest 17thでBest Brewery受賞
ホップくん

ホップくん

ホプ!ビアギークの間では「観光地から外れているのに、わざわざ足を運ぶ価値のある場所」として知られているホプ!Yelp 4.6は隠れ家タップルームとしては異例の高評価だホプ!

受賞歴

Moonlight Brewing Companyの主な受賞歴(GABF公式データおよび公式発表より):

  • 🏆 2024年 GABF Gold — Reality Czeck(Bohemian-Style Pilsener部門)
  • 🏆 2022年 GABF Gold — Wee Nibble(Classic Saison部門)
  • 🏆 2008年 Santa Rosa Beerfest(第17回) — Best Brewery
  • 📝 ビアギーク投票で「カリフォルニアで最も過小評価されているブルワリーのひとつ」として頻繁に言及

ブルワーBrian Huntの哲学:「流行に流されない」

Brian Huntは1992年、ウィンザー郊外にあった1,000平方フィート(約90㎡)の農機具小屋で醸造をスタートさせた。UC Davisで発酵科学を学んだバックグラウンドを持ちながら、彼が一貫してこだわったのは「ラガーの品質」。ヘイジーIPAが席巻する2020年代のカリフォルニアクラフトビアシーンにおいても、Moonlightのタップリストは常にラガー・サゾン・ベルジャンスタイルで大半を占める。

りほくん

りほくん

2016年にLagunitasに株式の半分を売却してもなお、Brian Hunt本人が経営のマジョリティを握って独立性を保っている。「スケール拡大より、自分のビールを守る」——この姿勢が30年以上ファンを惹きつけ続ける理由だと思う。

面白いエピソードとしては、Moonlightの醸造施設はUniversal Life Churchを通じて「Abbey de St Humulus(聖フムラス修道院)」という宗教施設の指定を受けている、というユニークな小話も残る。「ホップの聖人(St Humulus)に捧げる修道院」というジョーク混じりのネーミングだが、ビールを敬虔に造り続けるBrian Huntの姿勢を象徴する逸話だ。

SNS投稿(りほくん現地レポート)

りほくんのInstagramに掲載した現地訪問レポートはこちら:

おすすめビール&ギフト

ルネちゃん

ルネちゃん

わんっ!Moonlightのビールは日本に輸出されてないから、日本にいながらクラフトラガーを楽しむなら、国産クラフトビール定期便が手軽だよ!

Moonlight Brewing Companyのビールは日本未輸入だ。Death & Taxesをはじめとするラガーを自宅で楽しみたい方は、まずは国内クラフトビールのラガー・ピルスナーを飲み比べる定期便からスタートするのがおすすめ。

総合評価

りほくん

りほくん

ヘイジーIPA疲れしているクラフトビール愛好家、じっくり飲めるラガーを探している人、クラシックな醸造美学が好きな人——全員に「ソノマ旅の最終目的地」として強く推したい。Russian Riverとセットで訪問できる立地も最高。

ビール品質★★★★★(GABF金2回の実力)
ラガー特化度★★★★★(カリフォルニア屈指)
タップルームの雰囲気★★★★☆(隠れ家感)
アクセス★★★☆☆(車必須、業務地区)
総合⭐⭐⭐⭐⭐ ラガーラバーの聖地
ホップくん

ホップくん

ホプ!Russian River訪問時にセットで寄るのが鉄板ルート!車で20分ほどだホプ!

英語での注文ガイド

Moonlight Brewingのタップルームで使える英語フレーズ:

I’d like a pint of Death and Taxes, please.デス・アンド・タックスをパイントで1杯ください。
What’s rotating on tap today?今日のローテーションタップは何ですか?
Can I get a flight of four?4種飲み比べセットをください。
Do you have any sour or saison on today?サワーやサゾンは今日提供していますか?
Is my dog allowed in the taproom?犬をタップルームに連れて入れますか?(→Yesが公式回答)

免責事項

本記事の営業時間・提供ビール・イベント情報は変更される場合があります。訪問前に公式サイトまたは公式Instagramで最新情報をご確認ください。本記事の写真・体験記は個人の訪問記録に基づくものであり、Moonlight Brewing Companyの公式見解を代表するものではありません。

よくある質問(FAQ)

ルネちゃん

ルネちゃん

わんっ!よく聞かれる質問をまとめたよ!

Moonlight Brewing Companyの代表ビールは何ですか?

通年販売の3本——Death & Taxes(ブラックラガー/ABV 5.3%)、Reality Czeck(2024年GABF金メダル・チェコピルスナー)、Bombay By Boat(アメリカンIPA/ABV 4.9%)——が看板です。タップルームでは常時30種類以上のシーズナル・限定ビールもローテーションで提供されています。

Moonlight Brewingのタップルームは予約が必要ですか?

予約不要で入店できます。営業時間は火〜木 16:00〜21:00、金 13:00〜22:00、土 12:00〜22:00、日 12:00〜19:00(月曜定休)。ハッピーアワーは火曜と日曜、終日パイントが2ドルOFFです。水曜はトリビアナイト、木曜は無料ビンゴも開催されています。

Moonlight Brewingのビールは日本で買えますか?

2026年4月時点、Moonlight Brewing Companyのビールは日本への輸出は確認されていません。配送はカリフォルニア州内のみのため、現地のタップルームまたは州内酒販店で購入するのが確実です。日本でクラフトビールのラガー・ピルスナーを楽しみたい場合は、国内クラフトビール定期便の利用がおすすめです。

Moonlight Brewingはペット同伴できますか?

公式サイトで「Well behaved children and dogs are always welcome(お行儀の良い子供と犬はいつでも歓迎)」と明記されています。屋外席も広く確保されており、ワンちゃん連れで訪れる家族連れも多いです。

Moonlight BrewingはSFや空港からどれくらいかかりますか?

サンフランシスコ国際空港(SFO)から車で約1時間30分〜1時間45分(交通状況次第)、SF市街地からは約1時間20分です。Russian River Brewing Company(Windsor)からは車で約20分。公共交通機関でのアクセスは困難なため、レンタカー利用が現実的です。

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りほくん

りほくん

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参考情報・公式リンク

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