2nd Story Ale Works / farmhouse 2021 1年熟成 (常温保存vs 冷蔵庫保存) (7.5%) 飲み比べレビュー記事です。
同じビールを常温と冷蔵の二種類の保存方法で一年間熟成させてみました。その飲み比べです!
2nd Story Ale Works / farmhouse 2021 1年熟成 (常温保存vs 冷蔵庫保存) (farmhouse ale 7.5%)
特徴
Brett酵母と通常の酵母を使ったファームハウスエールです。2ndSAWのファームハウス精神はリスペクトすべきものだと思います。そんなブルワリーの新作ファームハウスエールと言うことで、買わないわけにはいきませんよね。今回はそんなビールを1年間常温保存と冷蔵庫保存したものを飲み比べました。
いつ買った?
2021年10月頃
https://2ndstoryale.jp/collections/all
販売場所
公式サイト
ビールレビュー
見た目
冷蔵庫保存: クリア透明。
常温保存:濁り。泡持ちがめちゃくちゃいい。茶色い。
香り
アロマ (鼻腔前方受動器)
冷蔵庫保存:桃のような綺麗な香り、加えて、熱を加えた砂糖のようなモルト感のある甘さ。残糖感は一年前と比べるとかなりなくなっている。一年前は珈琲に溶かした砂糖のような香りが強かった印象がある。この香りから甘さを除いて残糖感がなくなったよう。とてもきれいでウットリする。
常温保存:★かなり強いブレット酵母の香り★先ほどのビールと同じビールとは思えない。酵母由来のスパイシーさ、野性味がバシバシ感じられる。若干のフェノールも感じる。フェノールが苦手な私でも許容範囲。
フレーバー(鼻腔後方受容器)
冷蔵庫保存:桃のようないんしょうのあるホップ感が鼻を擦る。
常温保存はフェノール強め?酵母感がやはり強い。
味わい
口当たり
冷蔵庫保存:炭酸がまず舌に当たり、反射するようにファンキーさの薄れた酵母が口の中で広がる
常温保存: フワッとした炭酸の泡部分のような感触が口に当たる。炭酸ではあるもののやさしい。
コクと質感
冷蔵庫保存: 舌の上に乗るとジワジワと広がる苦味。とてもやさしい苦み。舌の上で温度が上がってくると▲少しDMSを感じる▲が、ゴクゴク飲めば気にならないレベル。ゴクゴク飲んだ方が美味しい。モルト感もそこそこあり、ぬっとりした印象がある。
常温保存:ブレット酵母が主役。★舌の上に乗っても元気な酵母が舌の上でスパイシーなニュアンスを保ちながら弾ける★野生感のパーティ。★フェノールがコレまで苦手だったが、野性味との相性が良いことに気づいた★2ndSAWのゴクゴク性を保ちながら、綺麗に酵母感が弾けていてとても楽しい。好きすぎる。それらを支えるとモルト感もしっかりしている。残糖感の一切ない綺麗なモルト。ありがたい。
炭酸が抜けるとどちらもアルコール感が目立つようになる。炭酸が抜けきる前に飲みきる必要がある。
飲み込む瞬間
冷蔵庫保存:2ndSAWらしいドライさ。
常温保存:まったり酵母感が残る。
後味
冷蔵庫保存:桃のような香りが口の中に残る。しつこい甘さは全くない。
常温保存:酵母のスパイシーさと少しの桃、熟れたメロン。
全体的な印象
冷蔵庫保存はとてもドライで冷たいウチにゴクゴク飲むのがとても良いと思った。個人的には酵母感満載の常温保存の方が好き。ここは好みが分かれると思う。常温保存のファンキーさが炭酸に乗った★最高にファンキーな★飲み応えのビールが忘れられない。ビールは何故炭酸が抜けるんだろうと本気で思った。炭酸が強いうちのほうが断然ウマい。最高のビールの1つだと思った。
2nd Story Ale Works / farmhouse 2021 1年熟成 (常温保存vs 冷蔵庫保存) (7.5%) 飲み比べレビュー記事でした!
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