クラフトビールレビュー : 京都醸造/古道をゆく 木樽熟成 (PILGRIM’S RESPITE – BARREL AGED) (Saison 7.0%)

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りほ

ITエンジニア兼ビアジャッジ

IT技術とビール愛を融合させた活動を展開中。日本のビアジャッジ資格保持者として2024年JGBAでの審査経験あり。現在はシアトル拠点で、日米のクラフトビール文化を比較しながら、情熱を注いでいます。趣味でビール関連アプリの開発も行っています(詳細はGitHubにて)。

ブルワリー向けにWebサイト刷新、SEO対策、AIを活用したペルソナ分析、プロンプトエンジニアリングなど、IT知識を活かしたサポートが可能です。「ブルワリーの魅力が正しく伝わる世界」を目指して、純粋な情熱でクラフトビールを応援しています。ビールとテクノロジーの融合についてご興味があれば、お気軽にご連絡ください🍻


このビールについて

特徴

公式ページより引用
【味わいの特徴】セゾンらしいドライな口当たりにふわっと広がる酵母のフルーティーな味わい。さらに、野生酵母投入と12か月の木樽熟成を経ることによりフレーバーもアロマも一層複雑に。【相性の良い食事】スパイスの効いた豚の唐揚げ、タケノコの燻製、ハモの蒲焼【醸造家の声】昨年の春に解放シリーズから初めてリリースしたクラシックセゾン「古道をゆく」。スパイスや熟れた果実を感じさせる味わいにドライなフィニッシュとセゾン酵母の個性を堪能できる設計。さらに、野生酵母ブレタノマイセスを投入し、12ヵ月間木樽で熟成させることで、ワインのような果実味が加わり、深いフレーバーが幾重にも重なったような仕上がりです。 スタイルクラシックセゾン 木樽熟成シリーズ木霊ABV7.0%IBU24ガスボリューム2.8モルトPilsner, Vienna, WheatホップAramis, Styrian Goldings Bobek酵母Saison副原料グラニュー糖品目ビールJAN4589718740966賞味期限2023/03/18
https://kyotobrewing.com/products/kodo-wo-yuku-first-ba

販売期間

五月頃にリリースしていました。

販売場所

国内ビールを扱う酒屋さん。The Slop Shopさんで買いました。

クラフトビール関係のふるさと納税まとめた記事を書きました!よかったらみてください。

ビールレビュー

見た目

サワーっぽいやや濁り気のある黄金。

香り

アロマ (鼻腔前方受動器)

★ランビックのような酸味と高級感、重層感がある。しつこくない。品がある。シーザードレッシング感。

フレーバー(鼻腔後方受容器)

口に液体が当たった瞬間からビールが語りかけてくるタンニン感?ワインのような重さ。しかし、しつこない。舌にあたった瞬間にふわっと鼻に広がる。広がり方が本当にうつくしい。追いかけるように、グレープフルーツの皮感などの、ワールプールホップ由来の香りが鼻に伝わる。すごくいい。しかも全くしつこくない。

味わい

口当たり

軽い。水のよう。すらっとしてる。

コクと質感

小麦系のスパイス感を含んだ軽さ。軽い。それでいてしつこくない。水のよう。モルトも主張が優しい。 酵母が代謝できる糖を多めに使ってる?そのため、まったりしてるわりにモルト感が軽い?(米とか使うともっとドライになる?) 舌の上に乗ると酸味が広がる。ランビックの方がセゾンよりも近い気がするが、ランビックと呼ぶには重層感が物足りない気もする。 白ワインというより赤っぽい質感がある?ワインを飲み慣れていないのでよく分からない。タンニン感?

飲み込む瞬間

グレープフルーツの皮が少しでメインがグレープ感。かなりアメリカっぽい気もする。加えてアルコール感。口当たりから感じる水っぽさとは対照的なアルコールの感覚。

後味

★飲み込んだ直後に少し吟醸香のような日本酒っぽい香りが残る。 長くピーチとメロンの皮感。風船ガム。あまーい♡硬くなったピーチとチクルが合わさったような。アメリカっぽさがある。長い。

全体的な印象

香りからはランビック系の酸味か?と思うが、味わいはかなり軽い。口当たりかセゾンらしいスパイス感。鼻腔前方受容器でも鼻腔後方受容器でも、感じられる香りの情報量がすごい。ありがてぇ

酵母生きてそう。慎重に管理したら自分で使える状態になりそう。活性化させてるときの香り。強い苦味。絶対に分けた方がいい。けどいい。

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