Far Yeast「THE FAR YEAST Beer Adventure」小菅村体験施設完全ガイド【2026年グランドオープン】

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東京の水道水の源流、山梨県・小菅村。標高1000mを超える山々に囲まれたこの小さな村に、日本のクラフトビール史を塗り替える施設が2026年3月28日にグランドオープンした。

Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング)が手がける体験型複合施設「THE FAR YEAST Beer Adventure」は、単なるブルワリーではない。ホップの栽培から仕込み・発酵・テイスティングまで、ビールが生まれるすべてのプロセスを”体験”できる、日本では例を見ない没入型のクラフトビール体験拠点だ。

東京から車で約2時間。コンビニもない深山の村で、なぜFar Yeastはこの地を選んだのか?そして「飲む」を超えた体験とは何か。りほ(愛好家・男性)が徹底リサーチした完全ガイドをお届けする。

りほくん

小菅村はFar Yeast Brewingの醸造所がある場所で、多摩川の源流でもある。東京の水源の地でクラフトビールを体験できるって、なんかロマンがあるよね!

THE FAR YEAST Beer Adventure 施設概要

項目 詳細
施設名 THE FAR YEAST Beer Adventure
グランドオープン 2026年3月28日
所在地 山梨県北都留郡小菅村3462(道の駅こすげ隣接)
アクセス(車) 中央自動車道「大月IC」経由 約40分 / 奥多摩方面「奥多摩湖」経由 約50分
アクセス(公共交通) JR青梅線「奥多摩駅」→西東京バス「こすげの湯」下車 約60分
隣接施設 道の駅こすげ・小菅の湯・フォレストアドベンチャー・こすげ
公式サイト faryeast.com

この1本を押さえろ:Far Yeast 1000 STEPS(サウザンドステップス)

THE FAR YEAST Beer Adventureを語るなら、まずこのビールを知っておきたい。Far Yeast 1000 STEPSは、インターナショナル・ビアカップ2024(IBC2024)でベルジャン・ヘリテージ・ケグカテゴリーチャンピオン、さらに同大会のベルジャン・スタイル・ストロングエール缶/ボトルカテゴリで金賞を受賞した、Far Yeastを代表する1本だ。

「1000 STEPS」という名は、Far Yeast Brewingが醸造拠点を渋谷から小菅村へ移転する際、山を1000段登るような道のりに由来する。ベルジャンスタイルをベースに、複雑なフレーバーと深いコクを持ちながら、意外なほどするすると飲める。小菅の清冽な水と山の空気が育てたビールとして、施設に足を運ぶ際はぜひ味わいたい。

体験プログラム:「飲む」から「知る・作る」へ

THE FAR YEAST Beer Adventureの最大の特徴は、ビールを多角的に”体験”できるコンテンツの充実度だ。現在提供されている(または準備中の)主なプログラムは以下の通り。

1. ビール醸造体験プログラム

原料選定から仕込みプロセスまで、クラフトビールが生まれる背景を実体験できる。観光利用だけでなく、企業研修・教育目的にも対応しており、チームビルディング素材としても注目されている。ビールのプロが直接指導するため、醸造初心者でも安心して参加できる設計だ。

2. 農業・ホップ栽培体験

将来的にはホップや麦芽原料の収穫体験・ワークショップも予定されている。「ビールの原料から知る」体験は、クラフトビールの世界を根本から理解する貴重な機会になる。多摩川源流の豊かな自然環境を活かした農業体験は、都市部では絶対に得られない体験だ。

3. タップルーム:16種セルフサーブ体験

施設内のタップルームでは、16種類のクラフトビールをセルフサーブで楽しめる。自分でサーバーからグラスに注ぐ行為そのものが「選ぶ喜び」を体験させてくれる設計だ。クラフトビール初心者もベテランも、それぞれのペースで楽しめる。

ドライバーや家族連れへの配慮も万全。多摩源流の天然水を使用したジンジャーエールやフルーツティーなどのノンアルコール飲料も用意されている。

4. レストラン体験

2025年11月13日に先行オープンしたレストラン棟では、小菅村の地元食材を活かした料理とクラフトビールのペアリングを楽しめる。多摩川源流の清らかな水と山梨の食材が、Far Yeastのビールをさらに引き立てる。

りほくん

16種類セルフサーブって最高じゃない?自分で好きな量を選べて、飲み比べも自由。日本ではまだ珍しいスタイルで、アメリカのブルワリーに近い体験ができるね。

Far Yeast Brewingとは:辺境の地から世界へ

Far Yeast Brewing株式会社の創業は2011年9月。代表の山田司朗氏は、ベンチャーキャピタル・ライブドアでの金融・経営企画を経て、ケンブリッジ大学でMBAを取得。ヨーロッパ在住の3年間で多様なビール文化に魅了され、帰国後に「Democratizing Beer(ビールの民主化)」をミッションに掲げて創業した。

その出発点は、フランスのクラフトブルワリーへのOEM委託醸造によって生まれた「馨和 KAGUA(かぐあ)」。山椒と柚子を使ったベルジャンスタイルのビールは、「和の食卓に映えるビール」というコンセプトで日本発・世界受けのブランドとして確立された。

2017年には山梨県小菅村に「源流醸造所」を開設。2020年代には本社機能も渋谷から小菅村へ移転し、「都会のブルワリー」から「山の源流醸造所」への大胆な転換を果たした。

主要ビールブランド

ブランド 特徴
馨和 KAGUA 山椒・柚子を使ったベルジャンスタイル。和食との相性抜群。日本発の世界的ビール
Far Yeast 「東京」をテーマにしたHazy IPA・ブロンド・ホワイト。クラフトビール入門にも最適
Off Trail バレルエイジド・サワー等のイノベーティブなビール。IBC2024金賞受賞実績

主な受賞歴

大会 受賞 ビール
インターナショナル・ビアカップ(IBC) 2024 チャンピオン(ベルジャン・ヘリテージKeg部門) Far Yeast 1000 STEPS
インターナショナル・ビアカップ(IBC) 2024 金賞(ベルジャン・ストロングエール缶/ボトル部門) Far Yeast 1000 STEPS
インターナショナル・ビアカップ(IBC) 2024 金賞(IPA缶/ボトル部門) Far Yeast IPA
アジアビアアワーズ 2024 金賞(ゴールデンエール部門) Far Yeast Blonde
アジアビアアワーズ 2024 銅賞(ウィートビール部門) Far Yeast White

周辺観光:小菅村を丸ごと楽しむ

THE FAR YEAST Beer Adventureは、小菅村の観光スポットと隣接・近接しているため、日帰り〜1泊2日の旅行に組み込みやすい。

道の駅こすげ

THE FAR YEAST Beer Adventureに隣接する道の駅。村の特産品・農産物を販売する物産館と、本格窯焼きピザを楽しめる源流レストランを併設。24時間駐車可能で、小菅村観光の拠点として最適だ。

多摩源流 小菅の湯

高アルカリ性の「美肌の湯」として知られる温泉施設。露天風呂・五右衛門風呂・寝湯を含む全9種類のお風呂が楽しめる。ブルワリー体験後に汗を流して帰るコースが人気だ。

フォレストアドベンチャー・こすげ

森の中でアスレチックを体験できる施設。THE FAR YEAST Beer Adventureと組み合わせることで、自然体験とビール体験をセットで楽しめるアクティブな旅程が組める。

NIPPONIA 小菅 源流の村

村の古民家をリノベーションした宿泊施設。ブルワリー体験と1泊宿泊をセットにした「ビール旅」の起点として理想的な宿だ。予約は早めに。

りほくん

道の駅+ブルワリー体験+温泉という組み合わせ、最強すぎる。日帰りでも十分楽しめるし、NIPPONIA泊まって翌朝の源流の空気を吸いながらビール、というのも贅沢だよね。

アクセスガイド

車でのアクセス

出発地 ルート 所要時間
新宿・都心方面 中央自動車道「大月IC」→国道139号経由 約2時間
大月IC 国道139号北上、小菅村方面 約40分
奥多摩方面 奥多摩湖→国道139号南下 約50分

公共交通機関でのアクセス

ルート 詳細
JR青梅線 奥多摩駅から 西東京バス「丹波行き」乗車→「こすげの湯」バス停下車(約60分)
JR中央線 新宿から 特急「かいじ」で大月駅(約1時間)→タクシーまたはバス

注意:小菅村内はコンビニがなく、公共交通は本数が少ない。車でのアクセスが最も便利。飲酒予定がある場合はドライバーの確保か、宿泊プランを検討しよう。

よくある質問(FAQ)

THE FAR YEAST Beer Adventureはいつオープンしましたか?

2026年3月28日にグランドオープンしました。レストラン棟は2025年11月13日に先行オープンしており、醸造体験施設・ソフトドリンク製造体験は2026年春以降に順次拡大予定です。

ビール醸造体験は予約が必要ですか?

醸造体験プログラムは事前予約が推奨されます。特に週末・連休は混雑が予想されるため、公式サイト(faryeast.com)から早めの予約を推奨します。タップルーム利用のみであれば予約なしでも楽しめます。

東京からのアクセス方法を教えてください

車が最も便利で、中央自動車道「大月IC」から国道139号を北上して約40分(都心から約2時間)です。公共交通利用の場合は、JR青梅線「奥多摩駅」から西東京バス「丹波行き」に乗車し「こすげの湯」バス停で下車(約60分)。バスの本数が少ないため、事前に時刻表の確認をおすすめします。

運転者や子ども連れでも楽しめますか?

はい、楽しめます。タップルームでは多摩源流の天然水を使用したジンジャーエールやフルーツティーなどのノンアルコール飲料も用意されています。また、隣接する道の駅こすげ・フォレストアドベンチャー・小菅の湯(温泉)など、ビール以外のアクティビティも充実しているため、家族連れでも1日楽しめます。

Far Yeast Brewingとはどんなブルワリーですか?

2011年創業、山梨県小菅村に本拠を置く日本のクラフトブルワリーです。「Democratizing Beer(ビールの民主化)」をミッションに掲げ、山椒・柚子を使った「馨和 KAGUA」シリーズや、東京をテーマにした「Far Yeast」シリーズ、革新的な「Off Trail」シリーズを展開。インターナショナル・ビアカップ2024でチャンピオンを含む複数の金賞を受賞した、国際的に評価の高いブルワリーです。

施設内での宿泊はできますか?

THE FAR YEAST Beer Adventure自体に宿泊施設はありませんが、近隣に「NIPPONIA 小菅 源流の村」(古民家リノベーション宿泊施設)があります。ブルワリー体験と1泊を組み合わせる場合は、こちらの利用をおすすめします。

まとめ:東京の水源で、ビールの源流を体験する

THE FAR YEAST Beer Adventureは、「クラフトビールを飲む」という体験を、「クラフトビールを知る・作る・感じる」へと昇華させた施設だ。東京の水道水の源流が流れる小菅村で、そのきれいな水から生まれるビールを体験する——そこには単なる観光以上の、ビールへの理解を深める旅がある。

Far Yeast Brewingは「辺境の地、日本から世界へ」という挑戦を続けている。THE FAR YEAST Beer Adventureは、その挑戦の最前線を目の当たりにできる場所でもある。週末の小旅行先として、また日本のクラフトビール文化を体感する場として、ぜひ候補に入れてほしい。

最新の営業時間・プログラム料金・予約情報は、公式サイト(faryeast.com)で必ず確認を。施設は現在も順次拡張中のため、訪問前の情報確認が欠かせない。

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