はじめに

【#りほびーる No. 498】Smog CityのSabre-Toothed Squirrel

クラフトビールの紹介

基本情報

ブルワリー：Smog City Brewing

ビール名: Sabre-Toothed Squirrel

しっかりとしたホップキャラクターとリッチなキャラメルと芳ばしいモルトキャラクターが絶妙なバランスのビール。

この素晴らしい甘さと苦みのバランスは、フードとのペアリングも完璧にこなす。

リッチで芳ばしいボディはBBQ、ステーキ、ピザなど、様々なフードとの相性抜群。

　Sabre-Toothed Squirrelと言う名称は、創立者であるJonathan PorterがWired Magazineという雑誌の中に、saber-toothed squirrel(=サーベル・リス)(注)の化石が初めて発見されたという記事を見つけた事に由来する。

その当時、Porterはホッピーアンバーの開発真っ只中で、その記事を読んですぐに完璧な名前を見つけたと直感で感じたのだと言う。

すぐさま家に戻り、 “今造っているホッピーアンバーの名前を付けた”と発表し、その瞬間Sabre-Toothed Squirrelが生まれた。

　グラスに注ぐと松やセージの香りが溢れ出す。

そのすぐ後に、レモンやパイナップル、マンゴーなどのフルーティーな香りと、モルト由来の甘く芳ばしいキャラメル、ジューシーなプラムのような香りが追いかける。

味わいも香りと同様に、心地よい苦みのセージ、ジューシーなプラム、そして甘いキャラメルやチョコレートのようなフレーバーがバランスよく共存する。

ボディはミドルで、アルコールさを感じさせない飲みやすさ。

フィニッシュは軽く、クリスプ。

ホップの苦みとモルトの苦みが非常に良いバランスの一杯。

注）異常に成長した前歯を持つ、白亜紀あたりに存在していたかもしれないとされるリス。

アニメーション映画「アイス・エイジ」に出てくるスクラットというキャラクターがサーベル・リスによく似ている。

• ABV：7%
• IBU：-
• 酒類：ビール
• 原材料：麦芽、ホップ
• ホップ： Chinook, Amarillo, Falconer’s Flight
• ブリュワリー：Smog City
• スタイル：Hoppy American Amber Ale
• 内容量：473ml
• 容器：CAN

Smog City Sabre-Toothed Squirrel

しっかりとしたホップキャラクターとリッチなキャラメルと芳ばしいモルトキャラクターが絶妙なバランス

www.antenna-america.com

スタイル: アメリカンスタイル・アンバー／レッドエール

アメリカンスタイル・アンバー／レッドエールは、カラメルおよびクリスタルモルトを用いて作られ、バランスの取れた甘みと苦みが特徴です。このスタイルは、モルトの甘さとホップの苦み、そしてしばしばトーストやカラメルのフレーバーを持ちます。色は通常、アンバーから赤褐色で、適度なアルコール度数を持ち、飲みやすさを重視しています。

詳細なガイドラインはこちら

テイスティングノート

1. アロマ（香り）

• 点数: 8/10
• コメント: トーストしたパンの香りに続いて、キャラメルとほのかなホップのフルーティーな香りが感じられます。
• 減点理由: 香りの強さは良好ですが、ホップの香りが少し弱めに感じられました。

2. 外観

• 点数: 5/6
• コメント: 美しいアンバーから赤褐色の色合いで、適度な透明度。泡立ちはクリーミーで持続力があります。
• 減点理由: 泡立ちは良いものの、若干の持続力が欠けていると感じました。

3. フレーバー（味わい）

• 点数: 17/19
• コメント: モルトの甘さとホップの苦みが絶妙にバランスされています。カラメルとトーストの風味が際立ち、後味にフルーティーなホップのフレーバーが感じられます。
• 減点理由: フレーバー全体として非常にバランスが取れていますが、もう少しホップの存在感が欲しいと感じました。

4. ボディ（口当たり）

• 点数: 5/5
• コメント: 中程度のボディで、滑らかな口当たり。飲みやすさとリッチな風味のバランスが非常に良いです。
• 減点理由: 特になし

5. 全体的総合評価

• 点数: 9/10
• コメント: 非常にバランスの取れたアンバーエールで、モルトとホップの調和が見事です。飲みごたえがありつつも、飲みやすさを兼ね備えた素晴らしいビールです。
• 減点理由: もう少しホップの存在感があれば、さらに完璧なバランスになると思います。

総合点: 44/50