おすすめクラフトビール : Cantillon / Kriek (5%)

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rihobeer

IT系の会社員として働きながら、大好きなクラフトビールの世界で活動中!日本のビアジャッジ資格を取得し、新米審査員として2024年のJGBAに参加しました。東京での活動を経て、現在はシアトルに拠点を移し、2027年末までアメリカでビール文化を学びながら楽しんでいます。

ビールの魅力を発信するのが私のライフワークです。「ビールをもっと身近に」をテーマに、業界に貢献できることを探しながら、ビールに関わるお仕事やプロジェクトにも積極的に挑戦したいと考えています。

もしお手伝いできることがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください!SNSやメール(riho.dare at gmail.com)でのご連絡を楽しみにお待ちしています。クラフトビールを通じて、皆さんとつながれる日を楽しみにしています!

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【ベルギー伝統】チェリーランビック(クリーク)の完全レビュー – 酸味と複雑さの絶妙なハーモニー

チェリーの甘酸っぱさとランビックの複雑な風味が絶妙に調和したベルギー伝統のクリークビール。この記事では、製法や特徴から味わいの詳細まで徹底解説します。サワーエールに興味がある方、フルーティーなビールが好きな方必見のレビューです。

クリークビールとは?基本情報

【初心者向け解説】ランビックとは
ランビックは自然発酵で造られるベルギーの伝統的なビアスタイル。野生酵母による発酵で特有の酸味と複雑さが特徴です。クリークは、このランビックにサワーチェリーを漬け込んで作る伝統的なフルーツビアの一種です。

ビールスペック

  • ビアスタイル: クリーク(チェリーランビック)
  • 原産国: ベルギー
  • 提供方法: 瓶入り
  • 販売時期: 通年

伝統的な製法

若いランビックにサワーチェリーを漬け込んで発酵・浸漬後、さらに瓶内二次発酵させた伝統的な夏のビールです。夏、シント=トロイデンから運ばれた新鮮な “Kellery” チェリーは、オークや栗の木の樽に、1年半程度経過したランビックとともに漬け込まれ、およそ5日後に発酵が始まります。

8月10日前後に発酵が停止すると樽は閉じられ、引き続き、チェリーの風味や色がランビックにより抽出されてゆきます。10月初旬に、一次抽出液、二次抽出液、発酵を促すための若いランビックがブレンドされ、3〜5ヶ月の瓶内二次発酵を経て完成となります。

【初心者向け解説】瓶内二次発酵
瓶内二次発酵とは、ビールを瓶詰めした後も発酵が続く製法です。これにより自然な炭酸ガスが生まれ、複雑な風味と長期熟成の可能性が生まれます。シャンパンと同様の製法で、味わいの深みに貢献します。

購入情報

目白田中屋さんで購入しました。このビールは通年販売されています。

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クリークビール詳細レビュー

★★★★★

見た目

深みのあるルビーレッドからピンクの色合い。濁りがあり、完全に不透明です。黒みがかった深い赤色で、グラスを通して向こう側が見えないほどの濃厚な色合いが特徴的です。

深みのあるルビーレッド色のクリークビール。グラスに注がれた状態で、光を通さないほど濃い色合いが特徴的。
濃厚なルビーレッド色のクリークビール

香り

【初心者向け解説】アロマとフレーバーの違い
ビール評価では香りを「アロマ」と「フレーバー」に分けて表現します。アロマは鼻から直接感じる香り、フレーバーは口に含んだ時に鼻腔後方で感じる香りです。これにより、より詳細な香りの印象を表現できます。

アロマ (鼻腔前方受容器)

控えめながらも奥行きのある香り。チェリーシロップのような優しい甘みを基調としつつ、自然な野性味のある酵母の香りが複雑さを加えています。エステル香は控えめで、しつこさのない自然な印象。ランビック特有の酸味と複雑さがチェリーの甘みと完璧に調和しています。

フレーバー(鼻腔後方受容器)

チェリーの皮の自然な風味が際立ちます。わずかなざらつきを感じさせる本物の果実感があり、人工的な甘さではなく、本物のチェリーの豊かな香りが広がります。

味わい

口当たり

小麦由来のヌルッとした滑らかな入りから始まり、舌に触れるとスパイシーな酸味が広がります。それに続くようにランビック由来の複雑な酸味が現れ、チェリーの風味がアクセントとなって味わいに深みを与えています。口当たりには明確なドラマ性があり、一口で複数の味わいの変化を楽しめます。

コクと質感

じわじわと広がる酸味は、妙に冷たくフレッシュな印象を与えます。その後、スイカのような爽やかな味わいが追いかけるように現れ、続いて男梅飴を思わせる独特の酸味が感じられます。塩をかけたスイカのような風味も垣間見え、わずかにしそのようなニュアンスも感じられる複雑な味わいです。

「複雑さと調和が同時に存在する稀有な味わい。チェリーの甘酸っぱさが野生酵母の複雑さと見事に融合している」

飲み込む瞬間

酸味版ダンクとも表現できる爽快な刺激を感じます。通常、IPAなどで苦味によって表現される喉越しの爽快感を、このビールでは絶妙な酸味によって実現しています。飲み込んだ瞬間の爽快さと、それに伴う鼻に抜ける香りが見事に調和しています。

【初心者向け解説】ダンク(DANK)
ダンクとはクラフトビール業界で使われる表現で、特にIPAなどのホップの強いビールで感じられる、強烈な苦味と香りが喉を通る時の独特の爽快感を指します。このビールでは同様の感覚が「酸味」によって実現されています。

後味

口の中に広がるチェリーの根のような自然な風味と、それを追いかけるランビック由来の複雑な酸味が美しいハーモニーを奏でます。一瞬広がった後はドライな切れ味があり、スッと消えていきますが、わずかにポカリスエットのような爽やかな酸味が口の中に残り、次の一口を誘います。

グラスに注がれたクリークビールの側面写真。美しいルビー色の液体と小さな泡が見える。
グラスから漂うチェリーの香り

全体的な印象と楽しみ方

このクリークビールは、単なるフルーツビールを超えた複雑さと奥行きを持つ逸品です。チェリーの甘酸っぱさとランビックの野性的な酸味が絶妙に調和し、飲むたびに新しい発見がある奥深い味わいが特徴です。

底に残った最後の一滴の味わい

ボトルの底に残った最後の一滴は、より濃厚な風味が凝縮されています。モルトの味わいが強く感じられ、チェリーチョコレートのような風味が広がります。ケーキに使われるチェリーシロップのような甘さと、チョコレートを思わせる深みが融合した贅沢な味わいです。アイスクリームにかけたり、デザートと合わせたりしても楽しめそうな風味です。

クリークビールのボトルと注がれたグラスの写真。ラベルにはチェリーランビックであることが記されている。
伝統的なクリークビールのボトルとグラス

おすすめの飲み方

  • 適温: 8-12℃でゆっくり味わうのがおすすめ
  • 合わせる料理: チーズ(特に熟成チーズ)、チョコレートデザート、フルーツタルト
  • 楽しむシーン: 食後のデザートビールとして、または夏の暑い日の特別な一杯として
クリークビールを上から撮影した写真。深紅色の液体と白い泡のコントラストが美しい。
上から見た深紅色のクリークビール

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