くにたちブルワリー 麦酒堂かすがいの完全レビュー – 2本目も頼みたくなる絶品クラフトビール体験
この記事は過去の試飲体験に基づき、2025年6月に更新しています。
この記事でわかること
- このビールの特徴と魅力
- 詳細な味わいプロファイル
- 購入情報とおすすめポイント

このビールのホップの特徴について専門的な解説をするホプ!

なるほど!つまり、このビールの特徴をわかりやすく説明すると…

わー、面白そうなビールだワン!どんな味なのか気になるワン♪
国立にあるクラフトビール醸造所「くにたちブルワリー」の直営店「麦酒堂かすがい」をご紹介します。ブルワリーとレストランは別の場所にありますが、新鮮なビールを楽しめる素晴らしいスポットです。特に低アルコールビールが絶品で、定番の「1926」ケルシュは何杯でも飲みたくなる逸品!
📅 記事情報: この記事は2022年10月の訪問体験に基づき、2022年10月に公開しています。


この記事でわかること
- ✓ くにたちブルワリー・麦酒堂かすがいの基本情報
- ✓ 低アルコールビールとケルシュの魅力
- ✓ 珍しいビアスタイル(ローエール)の楽しみ方
- ✓ アクセス方法と周辺のビアスポット情報
麦酒堂かすがい 基本情報
店舗名 | 麦酒堂かすがい(ばくしゅどう かすがい) |
住所 | 〒186-0002 東京都国立市東3丁目17−27 |
アクセス | 南武線 谷保駅から徒歩25分 |
営業時間 | 平日・日: 11:00〜21:00 金・土: 11:00〜22:00 |
定休日 | 毎週水曜日 |
公式サイト | https://b-kasugai.com/ |
※営業時間・定休日は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
KUNITACHI BREWERY について
国立市にある酒屋「せきや」系列の醸造所です。静岡市のブルワリー『AOI BREWING』出身のブルワーが醸造長を務め、2020年12月に1stバッチの「1926(ケルシュ)」を世に送り出しました。


公式サイトではブルワリーの歴史や醸造家について詳しく紹介されています。さらに詳しい情報はこちらからご覧ください。
https://kunimachi.jp/spot/kunitachibrewery/
公式SNS
Twitter: @KUNIBURU
Instagram: @kunitachi_brewery
麦酒堂かすがいで楽しむクラフトビール
かすがいでは常時9種類ほどのくにたちブルワリーのビールと数種類のゲストビールが楽しめます。タップリストは頻繁に更新され、公式Twitterでも確認できます。4種類の飲み比べセットもあるので、初訪問でも多くの種類を試せます。
1926 – 定番ケルシュスタイル



くにたちブルワリーの定番ビール「1926」は、まさに理想的なケルシュスタイル。のどにまったくひっかからず、からだに染み込むような心地よさがあります。パイントで一杯飲んだ後も、もう一杯欲しくなるほどの完成度。これまでヘレス派だった私も、このビールを飲んでからケルシュ派に転向しそうなほど魅力的です。
1926 ケルシュの味わいプロファイル
🍺 1926 ケルシュ
苦味: ⭐⭐☆☆☆ (2/5)
甘味: ⭐⭐☆☆☆ (2/5)
酸味: ⭐☆☆☆☆ (1/5)
ボディ: ⭐⭐☆☆☆ (2/5)
アロマ: ⭐⭐☆☆☆ (2/5)
特徴:
- 控えめでバランスの良い苦み
- モルトの優しい甘み
- かすかに感じる爽やかさ
- 軽やかでありながら存在感あり
- 穏やかな麦芽の香り
世界は点滅するモザイク模様のように – 低アルコールの逸品

【初心者向け解説:モザイクホップ】
モザイクホップは2012年に商業利用が始まった比較的新しいアメリカンホップです。マンゴー、パイナップル、柑橘類などのトロピカルな香りが特徴で、現代のクラフトビール、特にIPA系でよく使われています。その名前の通り、複数の香りが「モザイク画」のように組み合わさった複雑な風味プロファイルを持っています。

低アルコールビールはどうしても物足りない味わいになりがちですが、このビールはわずか3.5%とは思えないほど豊かな味わい。モザイクホップの特徴的なフルーティさが存分に引き出され、最後まで飽きることなく楽しめます。低アルコールなので気軽にパイントサイズで注文でき、2杯目も罪悪感なく楽しめるのが魅力です。
🍺 世界は点滅するモザイク模様のように
苦味: ⭐⭐⭐☆☆ (3/5)
甘味: ⭐⭐☆☆☆ (2/5)
酸味: ⭐☆☆☆☆ (1/5)
ボディ: ⭐⭐☆☆☆ (2/5)
アロマ: ⭐⭐⭐⭐☆ (4/5)
特徴:
- しっかりとした爽やかな苦み
- フルーティな甘みがバランス
- わずかに感じる柑橘系の酸味
- アルコール低めながら十分な厚み
- トロピカルでジューシーな香り
Grain Drop – 珍しいスタイルとの出会い

【初心者向け解説:Kornøl(コーンオール)】
Kornølとはノルウェー発祥の伝統的な農家のビールスタイルです。通常、自家製の麦芽と伝統的な酵母「クヴェイク」を使用し、ジュニパーベリーを加えて独特の風味を出します。現代のクラフトビールシーンでは比較的珍しく、伝統的なビールスタイルの復活の一環として注目されています。日本での醸造例はごく限られています。


このビールはノルウェーの伝統的なKornølスタイルをモダンにアレンジした一杯。ジンに使われるジュニパーベリーを加えた独特の風味は、果実が入っているのではないかと錯覚するほどフルーティで複雑。今までに飲んできた他のビールと単純に比較できない独自の味わいを楽しめます。クラフトビールの奥深さを感じさせてくれる一杯です。
詳しい解説は公式サイトでも確認できます。
https://kunitachibrewery.com/kuniburu-beer/individual-orchestra-5/
ローエール – くにたちブルワリーの名物
【初心者向け解説:ローエール】
ローエール(Raw Ale)とは、醸造過程で煮沸工程を省略または最小限にしたビールのことです。通常のビール醸造では、麦汁(ウォート)を60〜90分煮沸しますが、ローエールではこの工程をスキップします。この伝統的な製法はスカンジナビア半島に起源があり、現代のクラフトビールシーンでは珍しい醸造方法です。煮沸しないことで穀物本来の風味や酵素が残り、独特の味わいプロファイルが生まれます。


くにたちブルワリーは日本で最もローエールを探求しているブルワリーの一つと言えるでしょう。通常、小麦やオーツ麦を使用したビールは口当たりが優しくなりますが、ローエールも同様に滑らかな口当たりを実現しつつ、特有のナッツのようなニュアンスが加わり、深みのある味わいになります。
同ブルワリーでは「NAKED TRADITIONシリーズ」としてローエールを定期的に醸造しており、ノルウェーの伝統的な製法にモダンなアレンジを加えた革新的なビールを提供しています。さらに、他ブルワリーとのコラボレーションも積極的に行い、2ndStoryAleWorksとのファームハウスエールや、Nomcraftとのヘイジーなど、ジャンルを横断した実験的なローエールも誕生しています。
💡 NAKED TRADITIONシリーズについて
「NAKED TRADITIONシリーズでは、昔から北欧などで作られてきた伝統的な醸造方法を元に、煮沸をあえて行わずに麦汁を作るローエールという製法でビールを醸造しています。穀物の甘みや、ナッツを思わせる風味が特徴的なビールです」
出典: くにたちブルワリー公式サイト
タップルームでローエールを見かけたら、ぜひ試してみてください。通常のビールとは一線を画す独特の風味体験ができるはずです。特に麦芽の個性を感じたい方や、新しいタイプのビールに挑戦したい方におすすめします。
ビアフライトで多彩な味わいを楽しむ

かすがいでは4種類の飲み比べができるビアフライトも提供しています。一般的なフライトより一杯あたりの量が多く(185ml)、じっくりと味わいの変化を楽しめるのがポイント。ホップの違いや醸造方法による風味の違いを比較するのに最適です。
かすがいのフードメニュー

ビールに合うフードメニューも充実しています。特におすすめはガーリックシュリンプで、プリプリのエビとにんにくの風味がビールの味わいを引き立てます。他にも、サクサクの鶏むね肉のから揚げや、大ぶりな魚のフリットなど、おつまみから食事まで幅広く楽しめます。


🍺 おすすめクラフトビール購入ガイド
くにたちブルワリーのビールを自宅でも楽しみたい方、ケルシュスタイルや低アルコールビールに興味を持った方へ、関連商品をご紹介します。
🍺 ガッフェル ケルシュ – 本場ドイツの正統派
1302年創業の伝統醸造所が作る本場ケルン産ケルシュ。ケルシュ協定に調印した正規醸造所による正統な味わいで、くにたちブルワリーの「1926」と飲み比べるのに最適。
- アルコール度数: 4.8%(1926と近い度数)
- IBU: 24-26、ドライでナッツ系の風味
- 330ml×24本セット
- ケルシュの世界基準を体験

🌟 モザイクホップ IPA – Y.MARKET BREWING
記事で紹介した「世界は点滅するモザイク模様のように」と同じモザイクホップを使用したシングルホップ・ヘイジーIPA。パパイヤ、パッションフルーツの熱帯系フルーツの香りが特徴。
- アルコール度数: 6.5%、IBU: 24.2
- モザイクホップ100%使用
- パパイヤ、パッションフルーツ、みかんパルプの香り
- ヘイジーIPAスタイル

🍃 アサヒ スーパードライ ドライクリスタル
記事で紹介した3.5%低アルコールビールと同じカテゴリーの商品。2023年10月発売で大ヒット中の低アルコールビール。昼間から気軽に楽しめる本格的な味わい。
- アルコール度数: 3.5%(記事のビールと同じ)
- 2023年発売で年間目標を3ヶ月で達成した人気商品
- より気軽に楽しめるビール体験
- 本格的な味わいを維持
🎁 世界一金賞受賞クラフトビール飲み比べセット
かすがいのビアフライトのように、自宅で本格的な飲み比べを楽しみたい方におすすめ。世界選手権金賞受賞ビールを含む10本限定セットで、様々なビアスタイルを体験できます。
- 世界選手権金賞受賞ビール含む
- 10本の厳選クラフトビール
- ケルシュからIPAまで多彩なスタイル
- ギフトにも最適な専用BOX

周辺情報 – 国立エリアでビール巡り
かすがいは南武線谷保駅から徒歩25分の場所にあります。歩くと少し距離がありますが、のんびりと国立の街並みを楽しみながら向かうのもおすすめです。
かすがいから徒歩12分の場所には「Beer cafe 麦と猫」があります。全国のマイクロブルワリーから厳選されたビールが楽しめる素敵なビアバーで、フードメニューも非常に充実しています。特にパスタが絶品で、ビールとの相性も抜群です。国立エリアを訪れたら、ぜひ両店を巡ってみてください。
国立エリアビール巡りモデルコース
🗺️ おすすめ巡回ルート
午後のコース
谷保駅(14:00) → 麦酒堂かすがい(14:30) → Beer cafe 麦と猫(17:00) → 国立駅(19:00)
夜のコース
国立駅(17:00) → Beer cafe 麦と猫(17:15) → 麦酒堂かすがい(19:00) → 谷保駅(21:30)
日本のブルワリー巡り
2024年まで日本在住だった筆者が、全国各地のクラフトビールシーンを巡る旅の記録を公開しています。北は北海道から南は九州まで、日本全国の個性豊かなブルワリーを訪問。蔵元直営のタップルームから地域に根差したビアパブまで、日本のクラフトビール文化を体験するレポートを発信中。季節限定醸造や地元食材を活かしたユニークなビール、杜氏との対話など、日本のクラフトビールの魅力を深掘りしたコンテンツはこちらのタグページからご覧いただけます。
https://rihobeer.com/tag/japan-ja/
アメリカのクラフトビール探訪記
現在シアトル在住の筆者が、本場アメリカとカナダのクラフトビールシーンを巡る旅の記録を公開しています。ロサンゼルスの人気醸造所からポートランドの隠れた名店、バンクーバーのユニークなタップルームまで、北米各地のブルワリー訪問レポートを発信中。地元でしか味わえない限定ビールや醸造家との対話など、北米のビール文化を深掘りしたコンテンツはこちらのカテゴリーページからご覧いただけます。
https://rihobeer.com/category/beer/brewpub/usa
よくある質問
Q: くにたちブルワリーのビールはボトルやカンで購入できますか?
A: はい、かすがい店内で一部のビールは缶やボトルで購入可能です。また、国立市内の「せきや」でも取り扱いがあります。オンラインでの購入については公式サイトでご確認ください。
Q: 初めてでもビールの選び方がわかりますか?
A: スタッフに好みや苦味の許容度を伝えれば、丁寧におすすめを教えてくれます。また、フライトで少量ずつ飲み比べるのもおすすめです。苦味が苦手なら「1926」ケルシュが飲みやすいでしょう。
Q: ノンアルコールやローアルコールのオプションはありますか?
A: くにたちブルワリーは3%台の低アルコールビールを多く提供しており、アルコールを控えたい方にもおすすめです。完全なノンアルコールについては店舗にお問い合わせください。
KUNITACHI BREWERY 注文の仕方
麦酒堂かすがいでは、レストランで注文するスタイルです。初めての方やメニュー名に不安がある方は、以下の手順を参考にしてください。
📝 注文の流れ
- Step 1: 入店したらカウンターへ向かい、席の確認をする
- Step 2: メニューを見て、ビールを選ぶ(迷ったら「おすすめは?」と聞くとOK)
- Step 3: 「〇〇をお願いします」と注文(サイズはハーフかパイントを選べる)
- Step 4: お会計は最後に食事と合わせて。
- Step 5: フードメニューも確認し、食事も注文
- Step 6: ビールを受け取り、楽しむ!
「低アルコールのフルーティなビールがあれば教えてください」「苦くないビールが飲みたいです」など、好みを伝えると適切なおすすめをしてもらえます。スタッフは親切なので、質問や相談も気軽にしてみましょう。
まとめ – くにたちブルワリー・かすがいの魅力
くにたちブルワリーの直営店「麦酒堂かすがい」は、低アルコールビールや珍しいスタイルのビールが楽しめる、国立の隠れた名店です。定番の「1926」ケルシュはどんなビール好きにもおすすめできる完成度の高さ。タップリストは頻繁に変わるので、何度訪れても新しい発見があります。


国立エリアを訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。丁寧に醸造された新鮮なビールと、それに合うフードメニューで、特別なクラフトビール体験を楽しめるはずです。
他のブリューパブ巡りの記録もぜひ見ていってください!
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